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夏休み  作者: 清作
3/10

○月●日

今日は休みだったんで、先輩が遊びにきた。

ま、兄ちゃんの見送りのが本当の目的なんだけどね。


どこ行くのかってしつこく聞いてた。

「秘密☆」で通してたけど、さすがに根負けしたみたい。


場所ははっきり教えてくれなかったけど、どうも世界の歴史がひっくり返るくらいのスゲー研究になるんだってさ。

我が家のルーツとか、先輩の血筋もわかったらいいね、だって。


ははーん、スゲー発見を独り占めしようとしてるんだな?


期待して待つとしよう。



夕方、大将の家の裏に雷が落ちたみたい。

大将の家のほうがすごい光っててびっくりした。


それからしばらくした頃にニョロが帰ってきてさらにびっくりした。

ヘビのくせになんて賢い奴なんだ。


背中(?)に手紙くくりつけてきた。


封筒に兄ちゃんの字で

『夏休みが近くなったら読め』

って書いてある。


くうー!今読みてえー!!



そういえば、兄ちゃんがニョロを拾ってきたんだよね。


その辺の発掘調査してたら、ついてきちゃったみたい。

人なつっこい水色のめずらしい種類のヘビ。

きっとどこかの物好きがペットに飼ってたけど、飽きられて捨てられたんだろう。


あたしはそんなヒドイことしないからね!



いまニョロが日記見て「フッ」て鼻で笑いやがった。


ヘビに字が読めるわけないけど、もしやと思うとなんか腹立たしいな。

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