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夏休み  作者: 清作
10/10

●月★日

ええと、何からどこから書いたらよいのやら・・・。


ひとまず、無事到着、と言えるかな。

無事・・・ではないな。



出発する時、お母さんが見送りに来てくれて、嬉しかった。


例の舞台に立って、ニョロを作業台(祭壇)に乗っけてもらったんだ。

(お母さん爬虫類苦手なのに頑張ったな・・・感謝)

そしたら、大将のお父さんが血相変えて走ってきた。

何か叫んでたけど、あたし達を包む光がみるみる強くなって、周りが見えなくなって、叫ぶ声も聞こえなくなった。


で、光が収まったら、岡の上にいたんだ。

そこには、大将のウチの裏の遺跡と同じような祭壇があって、同じ舞台に立ってた。

岡を下ったところに集落があったから、そこへ行こうってことになった。


出発した時向こうは真夜中だったのに、こっち来たら真昼だった。


集落に続く道ばたに、


   ∧∧

  /・ω・ \ ポ

 |    |

  \__/


こんなカワイイ奴が何匹かいたんで、さわろうとした。

そしたら、



   ∧∧

  /・◇・\ クワッ

 |    |

  \__/


ってなって、火吹いた。

服やら荷物やら燃やされた。


先輩も火とか水魔法で応戦したし、あたしも大将も杖振り回したり石投げたり、とにかく追っ払おうとした。

でも仲間がどんどん集まってきて手に負えなくなってきた。

火傷したり噛まれたりした。



そこに助けに来てくれたのが、ふもとの町の領主のおばさん。


でっかい火を出して(・◇・)をひるませて、あたし達にすばやくなる魔法をかけてくれた。

(・◇・)が追ってこれないスピードで走って、逃げることができた。



町に着いて、医者に連れて行ってくれるって言うんだけど、大将が回復魔法使えるからいい、って言ったらびっくりしてた。

こちらの世界では、うちらみたいな子供が回復使えるのってめずらしいみたい。


で、おばさんは兄ちゃんのこと色々知ってるみたいだから、おばさんの家におじゃまして話をすることにした。


兄ちゃんの話の前に、この世界とあっちの世界では言葉が違う。

なので、「言葉が通じるように」と念じて石を出してみたら上手くいった。

いつもは上手くいかないけど、こういうときに役立ってよかった。

この魔法もおばさんは大変おどろいていた。

あっちとこっちで魔法の種類に差があるみたい。




兄ちゃんは確かにこの町に寄っていた。


2ヶ月前。

さっきの岡の祭壇が光ったので、行ってみると道端で(・◇・)に囲まれて大けがしてる兄ちゃんを見つけて保護したのだという。

この町の医者とか回復屋は大将ほどの力はないんだって。

だもんで、ちょっとずつちょっとずつ回復して、完治まで1ヶ月かかったとか。


兄ちゃんは、あっちに戻るための「鍵」を手に入れるために、けがが治ってすぐ出発したという。

一人では心もとないので、この家のメイドさんと近所の回復屋さんが同行してくれているそうだ。


鍵というのは、あたし達にとってのニョロみたいなもので、こちらの世界では生き物ではなく書類なのだという。

いくつかの町の領主さんたちの許可をもらわないと、あの祭壇を使っちゃいけないって決まりなんだって。

だから、許可のしるしのハンコを書類にもらって、祭壇に置くんだと。


今はいったいどこの町まで行ってるものか・・・。



そういうわけで、今日はおばさんの家で一泊させてもらうことになった。


お互いまだまだ話したいことがいっぱいあるんだけど、(・◇・)とか情報過多のせいで今日はもう疲れた・・・。


出発はいつになるだろう。

(・◇・)怖いから、ちゃんと対策してから出発しないとな。




寝る前に、おばさんが変わり果てた抱き枕を持ってきてくれた。

数日前に祭壇で拾ったんだって。

破けてる上に真っ黒にこげてた(笑)

大将呆然(笑)

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