転章.登場人物まとめ-第2回-
『01.転生!ただの平民男子』〜『09.学べ!課外授業で側近見習い』までと、今後に向けた登場人物まとめです。
【ハヤテ】
本作の主人公。
前世では新卒でなんとかITベンチャー企業に営業職として就職し、様々な部署の仕事もこなしている内に3年目を迎えていた。
何故か激務の合間でプレイしていた乙女ゲーム、『RUN UP LOVE』(通称:ララブ)の世界にパプリカ村の平民として転生し、王立学園に通うことになった。
第四王子カイと友人として過ごしていたところ、第二王子シズルから側近にならないか、と声を掛けられる。
それも良いかと流されそうになったが、カイから自分の側近にと『スカウト』(というよりヘッドハンティング?)を受けて、カイの側近見習いとして働き始めた。
正式な採用のための側近試験合格を目指し、ヴォイドの課外授業を受けて勉強中。
[容姿]
深い緑色の髪。一般生徒と比べて、特段目立つ容姿ではない。
【カイ】
ヒーリス王国第四王子。
ララブの人気投票でも最下位だったが、王位継承順位も最下位になってしまった。
大人しいが、ハヤテと交流する中で少しずつ環境が変化しつつある。
兄王子のシズルがハヤテを側近に取り立てようとした中、一度は引いたものの、『王族の命令権』を行使してでもハヤテを自分の側近にと夜中にシズルの屋敷に乗り込んだ。
無茶を怒られつつも、なんとかハヤテを側近見習いとして迎えることができた。
サラサ、ネリィと共に生徒会に所属している。
[容姿]
紺色の背中までの髪を緩く括っている。瞳は翠色。標準的な制服姿で、地味。
【シズル】
ヒーリス王国第二王子。
王立学園3年生で、生徒会長も務めている。カイの腹違いの兄王子。
ララブでは一番人気の攻略対象で、クールで厳しいことも言うがデレも見せるらしい。きっちりしており、生活リズムを崩されるのが嫌い。
ハヤテを側近にするため、個人情報を調べたり、王宮側に話を通したりと、用意周到な準備をしていた。しかし結局カイに譲った形となる。ハヤテはこれを「全て担がれていたのでは?」と疑っている。
[容姿]
淡い金色の長い髪を下ろしていて、瞳は紫色。ララブの作中では衣装パターンが一番多い。
【サラサ】
ララブの主人公。
平民だが、第一王子のセラが選ぶ唯一の特待生として王立学園に入学した。
本が好きで、明るい性格。
先にハヤテに声が掛かったことを察しつつも、前向きな気持ちで、平民生徒では初の生徒会役員となった。
ヴォイドの課外授業でも、ハヤテと一緒に学んでいる。
[容姿]
赤み掛かったセミロングの髪を、左右に結んでいる。大きな瞳は黒色。ララブでは、進行次第で容姿がどんどん整っていく。
【ヴォイド】
王立学園の教師で、ハヤテ達の担当教員。
貴族出身で女子生徒からも人気があり、ララブでは攻略対象の一人。
第一王子セラの側近候補であったが、結局側近にはならず教職に就いている。
サラサとハヤテに頼まれて、側近試験や貴族社会について放課後にも課外授業で教えている。
[容姿]
ウェービーな艶のある黒髪が肩の辺りまであり、瞳は真紅。眼鏡をかけている。
【ディノ】
王立学園で、ハヤテとは別のクラスの平民生徒。
サラサと同じ村の出身で幼馴染であり、攻略対象の中では初めからサラサのことが好き。
ハヤテが誘ったことで、途中からヴォイドの課外授業に参加している。
[容姿]
ココア色の髪は短髪で、藍色の瞳。体格ががっしりとしている。
【ネリィ】
有力貴族であるシシェロゼッタ侯爵家の、唯一の令嬢。
ララブでは、サラサのライバルとして立ちはだかる。
プライドが高く取り巻きも多いが、意外にも自ら実務に携わり、人任せにしない責任感がある。
「ヘレネの集い」の後にサラサとも和解し、現在はカイと三人で一年生の生徒会役員として務めている。
カイとシズルの婚約者候補らしい。
[容姿]
金髪縦ロールの長い髪に、瞳は深い青色。整った美人だが冷たい印象を与える。
【セラ】
ヒーリス王国第一王子。
既に王立学園は卒業しており、王子として公務を行なっているため、普段は学園には居ない。
特待生であるサラサを選んで支援しており、ララブの中では手紙のやり取りで交流する攻略対象。
ハヤテやディノが使う奨学補助の制度を推進し、王立学園の平民受け入れを確立した。
[容姿]
紺色の髪を肩のあたりで切り揃えていて、瞳は翠色。ララブではジャケット姿で登場する事が多い。
【エリク、マシュウ】
カイの警護を務める二人。
元々はシズル付きだったが、側近が居なくなってしまったカイのためにシズルが手配し、配置換えとなった。
最初は納得していなかったが、ハヤテの指摘で職務に真面目に向き合うように。
【マーベル、ロッテ、マナ、カリナ】
カイの屋敷で働くメイド達。
マーベルはメイド長で三十半ば位のベテラン。
ロッテは噂話好きで、一番若くて心配性なカリナとよく話している。マナはおっとりしたタイプ。
メイド達はみんな、カイに対して砕けた態度でおり、その友人のハヤテにも親しみを感じているよう。
カイを助けたハヤテのことを、マーベルも信頼している。
【ジャン、アイシー】
カイの屋敷で働く庭師達。
ジャンは屋敷の管理人のような立場で、老いてきた分弟子として、まだ少年のアイシーに仕事を仕込んでいる。
カイに、ハヤテという同年代の友人が出来たことを素直に喜んでいる。
【フィデリオ、キリシュ】
シズルの側近達。
いつもシズルの横に付き従っているが、王立学園の3年生でもある。
シズルの屋敷に住んでおり、キリシュは一時期ハヤテに側近の仕事を教えていた。
【マノン、ミア】
ネリィの取り巻き令嬢。
平民なのにカイ王子と親しくするハヤテのことを良く思っていない。
しかしネリィに対しても複雑な気持ちを持っているよう。
『10.助言!箱入りの王子様』も、引き続きお楽しみください。




