ウケたいのであれば組織論を扱いなさい
『俺ガイル』は学生集団の中における個人を描いています。
『鬼滅の刃』は鬼殺隊という組織が鬼狩りをする。主人公もまた組織の中における個人を描いています。
すべてというワケではありませんが、近年ヒットした作品は組織とそこに所属する個人を描く作品が多いということにお気づきでしょうか。
私は去年『ゼノブレイド3』をプレイしました。そこで描かれていたのは組織の在り方です。
近年のSFは最低でも組織論を語らなくてはいけない。それも新機軸のツールを使ったまったく新しい組織の在り方です。それを描かなくてはいけないと考えています。
一世を風靡したSF作品に『時をかける少女』や『涼宮ハルヒの憂鬱』を私なんかは思い浮かべます。
現状では組織の中における個人に焦点が当たった作品が多かったですが、そろそろ組織そのものに焦点をあてる頃合いではないだろうかというのが私の考えです。
つまり、次回に爆発的な人気が出るであろうSF作品は『若者たちを中心に組織論をキャッチーに語るSF』ではないかと考えています。
なぜ組織を語るべきなのかですが、それは世に生きる大半の人間は誰かの下につくことになっているからです。その中で自信の立ち振る舞いを制限され、時には理不尽な思いをして過ごしているからです。つまり共感を得やすい題材なわけです。
スクールカースト上位の子に最下層の子が気に入られるという話も集団の中での立場があってこそ成立しています。
私の予測はさておいて近年のヒット作は組織を何らかの形で描いた作品が多いのには違いないでしょう。
お読みいただきありがとうございます。
こういうのはただの予想ですので外れても許してくださいね。
予想が外れるというのもまたよくあることです。あしからず。