『ルーティン』
寝て
起きて
飯食って
パソコン開いて
文字打って
昼飯忘れて
気がついたら四時過ぎてて
遅めの昼食摂って
ゲームして
運動して
また文字打って
気がついたら十時くらいで
遅めの晩御飯を済ませて
風呂に入って
ダラダラして
寝る
これが幸せのルーティン
楽しいことして
嫌なことからは全部逃げて
見ないふりして
でもふと鏡を見ると
あの恐怖が鏡越しにこちらを覗いている
気を抜けば思い出しそうで
思い出さないために空想に耽って
書いて
描いて
掻いて
寝る
幸せの裏には
常に恐怖の魔王が潜んでる
隙を窺って
寝首を掻こうと狙っている
そして私は気づく
お天道様が見ている
その言葉の意味を
お天道様は見ている
その目玉の位置を
心の中で
はっきりと
凝視する