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おねショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!  作者: 井伊 澄洲
おねショタ好きな俺が転生したらエロフに騙された!
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0893 第4回ショーナン祭り


 いよいよショーナン祭りも4回目となる。

どうにか俺も祭りには間に合った。

しかし今回は試しに山車の俺の役は影主えいじゅに任せてみた。

シルビアやミルキィの役も以前に作ってあったジャベックで代行だ。

ちなみに本人たちは子供たちが少々熱を出したので今年も仲良く大アンジュで留守番だ。

今回は山車も7台ほどになり、規模がより大きくなった。


 その間、俺は貴賓席でマイオス伯爵やダレル伯爵の相手をしていた。

昨年の貴賓席が好評だったので、今年から大通りに正式に貴賓区画を設け、知り合いの貴族を呼んでみたのだ。

その区画では人気の綿あめやたこ焼きの屋台なども出しておいて、一般人のように並ばなくとも購入を出来るようになっていたので、ミリエーヌ嬢などの子供達には大人気だ。


今年からはダレル領からも正式に祭りに参加をしていて、ミリエーヌ嬢も自前の山車に乗っている。

もちろん一番手はマイオス伯爵領の山車で、その中央にはクレオさんが鎮座している。


そしてレイモンドとメリューが俺に見せたい物があると言って、祭りの合間に密かに俺を呼び出した。


「実は今回は私どもから閣下に差し上げたい物がございまして」

「私に?」

「はい、こちらにございいます」


そう言って進み出たメリューが俺に見せた物は10粒ほどの真珠だった!


「これは・・・・!」

「はい、さようでございます。

養殖を始めて4年、ようやく満足の行く物が出来上がりました」


俺はそれを手にとってよくよく観察してみた。

それは直径1cmほどの完全な球形で傷もない。

素晴らしい出来だ!

むしろたったの4年でこれほどの物が出来たとは俺も驚いた!


「よくやった!レイモンド!メリュー!

これは素晴らしい出来だよ!」

「ありがとうございます。

これも閣下の御指導の賜物でございます」


こうして我がショーナン領にはアースフィア初の養殖真珠という物が生産されるようになり、それは数年後には他領では決して模倣の出来ない、とてつもなく強力な商品となったのだった。



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