【 等外等級 (ジャベック等級) 】
組合員が保有する各ジャベックは、以下の各等級で準組合員として登録する事が出来る。
但し、登録可能なジャベックは、出来れば読み書きが出来て、最低でも簡単な日常会話が可能なジャベックが望ましい。
なお、所有者が組合員でないジャベックは登録する事は出来ない。
<黒鉄等級>
レベルの高いジャベックが増えてきたために新設された新しい等級である。
以前の準陶器等級が改称されて、この名称となった。
組合員であれば七級以上に相当するジャベックで、レベル25以上のジャベックを、人間と同じ条件で、七級の等級試験を行って認定をする。
有効期間は5年。
認定された場合は、アースフィア広域総合組合の準組合員として登録される。
登録証は陶器級組合員と同じ白い陶器の板の上半分に、丸い鉄がはめ込まれていて、その下にレベルを黒文字で記入された登録証を付与される。
下半分は人間と同じく赤、黄、緑、青のいずれかの線となる。
その下には連続登録年数が書かれていて、この数字が大きいほど信用が大きくなる。
裏には登録番号、名称、所有者、有効期限が刻み込まれている。
<水晶等級>
レベルの高いジャベックが増えてきたために新設された新しい等級である。
以前の準青銅等級が改称されて、この名称となった。
組合員であれば四級以上に相当するジャベックで、レベル50以上のジャベックを、人間と同じ条件で、四級の等級試験を行って認定をする。
有効期間は10年。
認定された場合は、アースフィア広域総合組合の準組合員として登録される。
この等級は、以下の3つの階位に分かれる。
<第一水晶階位>
レベル50以上で、傀儡の騎士を倒せたジャベックが登録可能。
登録証は青銅等級組合員と同じ銅の板の上半分に、六角形の水晶が1つはめ込まれていて、その下にレベルを白地に黒文字で記入された登録証を付与される。
<二重水晶階位>
レベル100以上で、キマイラを倒せたジャベックが登録可能。
登録証は白銀等級組合員と同じミスリル銀の板の上半分に、六角形の水晶が2つはめ込まれていて、その下にレベルを白地に黒文字で記入された登録証を付与される。
<三重水晶階位>
レベル250以上で、フェンリルを倒せたジャベックが登録可能。
登録証は黄金等級組合員と同じオリカル金の板の上半分に、六角形の水晶が3つはめ込まれていて、その下にレベルを白地に黒文字で記入された登録証を付与される。
以上の登録証の下半分は人間と同じく赤、黄、緑、青、白のいずれかの線となる。
その下には連続登録年数が書かれていて、この数字が大きいほど信用が大きくなる。
裏には登録番号、名称、所有者、有効期限が刻み込まれている。
<備考>
ジャベックを登録するに当たって、利点は少なく、不利な点の方が多いので、実際に登録されるジャベックは少ない。
本来、組合員となる利点は、
1、 組合の仕事を請ける事が可能となる
2、 中級者(青銅等級)以上になれば、世間の信用が高くなる
3、 組合販売所での物品購入が2割引になる
4、 大食堂の購入金額が半額となる。
5、 等級によって、特級、上級、中級の各食堂が使用可能となる
6、 組合運営の格安宿舎の利用が可能となる
の6つだが、ジャベックの場合、3以外はほぼ意味がないので、利点は3のみとなる。
しかし販売所での購入は、ジャベックの所有者がする場合が多いので、実際にはそのような利用はあまりされていない。
逆に年間登録料や義務ミッションは発生するので、ジャベックを準組合員として登録するのは、不利な点の方が多い
したがってジャベックを登録する場合は、そのほとんどが持ち主の趣味である場合が多い。
例外として商会や個人が、商売で使用する場合のジャベックを登録する場合がある。
この場合は世間(商売相手)の信用を得るためで、連続登録年数が多いほど高い信用が得られる。
また、黒鉄等級の方が、水晶等級よりも年間更新料が安く、義務ミッションが簡単になるために、レベルの高いジャベックを、わざと黒鉄等級として登録する場合もある。
但し、登録年数や階位によって、より信用が増すので、そのようなジャベックを保有している場合は、相手から仕事を指名される事もあり、有利に働く場合もある。




