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子機の雑考 読解 感想
死と平等な価値
このテーマを微分すると
精神的死(自我の終焉)
肉体の死(在ることからの放棄)
になる
この二つの死から見えてくることは
人間存在の根源的な意味は
精神的死(自我の終焉)から、きている
ことが、多いように感じる
肉体の死の後の精神世界があると
すれば、そのことは、立証されるが
その事実は、思考伝播に由来する
脳内言語思考としてはあるが、
事実として認めることは不可能である
しかし、自我の役割は
人間が生きている間の肉体に
寄与し、肉体性における
繁殖という点において
仏教で語られる煩悩が肉体性に
対する問いであることから
死と平等な価値というのは
生きている間は自我が寄与した肉体
というものが、死の対象にあたる