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自己中心性の相対化における優位性と忠誠

日本人および日本国家の生き方(文藝春秋臨時増刊 '02.12)


種の保存から逸脱した人間を

支えるのは自我という本能の代用品


それは、道徳からなる

如何なる時代でも、今の時代から見た

悪しき道徳も良き道徳も


自我の自己中心性の集積として

国家という枠組みの中でも他国家・他者

と接している


それは、第一次自己中心性は

他者を傷つけることを厭わず

自分の自己中心性を中心に考える


その、他者との第一次自己中心性との

ぶつかり合いの中で、負けた事によって


他者の痛みを組み込んだ第二次自己中心性

いわゆる、善悪を相対化した

自己中心性が登場するが


善悪の基準は、また

第一次自己中心性に帰結する


いわば、戦後史は戦争勝利国家によって

後日、第一次自己中心性の中、正当化され

敗戦国は第二次自己中心性の中で

戦争勝利国家に準ずる歴史を

戦争勝利国家の第一次自己中心性で作る


この事実は、相対化に優位性は

存在するのか?


という、事実にぶちあたる


道徳と呼ばれるものが、第一次自己中心性

であれば、例えば、日本の戦国時代の

首狩りなどは、当時の道徳では善

であったはずだ


相対化の優位性に道徳はあたるのか?

それは、近代国家と産業革命・文化革命

の起きていない国家にとって

優位性はどう働くのか?


人間という存在の憧れの全てが

近代国家ではないはずだ


忠誠の根源にあるものとは何か?


これは、国家などの社会システムとは

切り離した[個]の部分と


社会システムの中の忠誠

[個人]に、分けられなければ

いけないのかもしれない

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