フロイト考察
集団心理学と呼ばれる集団からの
インターフェースとしての個人からも
集団というものを分析できる
というフロイトの言説は説明した
メディア論から見た集団心理は
社会構造における、情報拡張に起こる
嘘の部分が肥大化したもので
それにより、情報の精査が
メディアに対する姿勢を問うもの
(仕組まれた誤解を生む情報でないか)
である
これに対して、[個] [在る]
の存在は、社会という枠組みの中で
[個人] [在るモノ]
の境の中で、全ての現象は
社会と社会から切り離されたものとで
分断できる
そのことは、フーコーの知と権力に
おける、近代社会という社会の枠組み
近代社会の作り方に置いて
前近代的な宗教と魂における言説での
統治
これは、[個][在る]
から、現象以上の幻想も含む
[現実に無い集団という人間の生命連鎖の中で、
考えられる集団]
[在るモノに対する付加価値的意味を付随させた在るモノ]
という思想から、
[個][在る]
を底辺の基盤に置いた物質主義的社会構築
への、変容であった
そのことの、証明として、ヨーロッパで、
基本的人権の尊重が生まれたことは
相対的に人間の平等の価値を規定していく
作業として、社会構築に採用された
物質主義的社会構築は
金券主導の社会よりも優位な時代に
突入している
100年耐久する家具・家屋・建物
これは、作る際には金券で、事務処理
するわけだが、事務処理された金券は
1時間後には他人の手によって
新しい、家具・家屋・建物を作れる
しかし、家具・家屋・建物は100年耐久する
そのことは、物質という富が金券の
流通により増えていけば
自ずと、必要な物質は減る
そのことは、金券主導の社会よりも
物質主義的社会構築が、あっけらかんと
豊かであることを示す
金券はただの、紙であり
国家という全世界的枠組みの中で
交換と流通と物質的資本からなるものであり
最終的に、金券のマーケットは
縮小するはずだ
近代化における平等の価値基準は
司法・ルールによる罰と
物質的・金券的な平等性を
国家・地域が担保することにある
死のテーマは近代社会では、
平等に与えられる価値であり
前近代的な死のテーマは恐怖と謎 である
この、差別化は[個][個人]に
おける、精神分析でもある
そのことが、フロイトが、
集団心理学から、個人の精神分析も
出来るという言説を発表した由来だろう