思考の鳥籠の中で
この度はセント・セシリアの祝福に興味を持っていただきありがとうございます。
この作品の原作は完成していますが随時改稿しています。時間をかけながらもしっかりと完結したいと思いますので気長にお待ちいただけたらと思いますm(_ _)m
────私は鳥籠の中にいる。
誰にも干渉されず、ただ独り森の中で息を吐く。
白いローブの重さにも半年も経てば流石に身体が慣れてしまうものだった。
────私は鳥籠の中にいる。
これは、罰なのだろうか。
私が優秀な魔法使いになれなかったから。
強い感情に乗った魔法の暴走は世界に多大なる影響を与えてしまった。
────私は鳥籠の中にいる。
精霊の憐れみで食い繋いだ学生時代。
私は精霊から祝福を受けたかった、彼らにただ愛されたかった。皆と同じように。
────私は鳥籠の中にいる、
師匠が居なくなってから私は迷ったつもりはなかった。なかったのに、私は答えの見えない心の洞窟へ迷い込んでしまった。
────私は鳥籠の中にいる。
私は閉じ込められてしまった。
白い、魔法壁に囲われた森の鳥籠の中に。
出られない。王命以外で森を出ることは決して許されない。
────私はなぜ、鳥籠の中にいる?
────私はなぜ?
────なぜ?なぜ?
────なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
────────あぁ、そうだった。
私は《ヒト》を殺めてしまったんだった。
ありがとうございました。