キャラ文芸
はい。今回はキャラ文芸について。
自分の作品をそのレーベルから出していただいておりますが、実はよくわかっていなかったのでありまして、ちといろいろ研究をしてみました。
キャラクター文芸、出版社によってはライト文芸になりますが、一般的にはラノベと一般小説の間にあって、年齢はラノベより上。どちらかというと、女性向け、という印象があります。
当初、ラノベ系で年齢層が上という先入観だったのですが、どちらかといえば、伝統的少女小説、コバルト、ホワイトハートのような感じで年齢が上、なのかもしれません。
つまり、地の文が、そこそこ多めです。
ところで。私の場合、書籍化したときに、一番言われたのが登場人物の外見描写不足。
個人的にあまり、外見を気にしないひとなので、ストーリーに関係しなければ、何着ててもいいんじゃね? なんて思ってしまうのですが、キャラ文芸はそうではいけないようであります。
ちなみに、私、手持ちの時代小説をいくつか見てみたんですが、キャラ文芸より、外見描写がはるかに少ないことに気が付きました! つまり一般小説より、描写が必要なのですよ!
ライトノベルに描写が少ないのは定番ですが、その場合は、挿絵という強烈な武器があって、文字による描写がいらないということがあるのではないかと思います。
絵描きさんの書き手さんは、画像をしっかりと固定して小説を書かれるので気にしたことはないと思いますが、私はほぼ影絵、酷い時はラジオドラマ状態で書いています。ついでにいうと、他の方が書かれた本も、場面場面ではクリアに想像することもあるけど、結局、影絵でもラジオドラマでも全然気にならないひとなんですね。
ですが、キャラクター文芸というのは、漫画やアニメ、もしくは実写という感じで、画像で物語を想像するタイプの方のための文学なのかもしれない! と、今さら感じました。
漫画のような展開の小説を提供するのではなく、漫画のように小説が読める方たちへのジャンルなんだ! と、気が付いて目からうろこ。いやー、そうだったのか(推測ですけど)
ちなみに、私はTRPG的にキャラを作りますので、外見なんて、下手したら数値でもかまわんひとなんですね(笑)
TRPG的に物語に入っていくためのキャラ認識
1)大切なのは能力値
2)能力値、職業から基づく性格付け
3)ミッションに必要な身支度
漫画的に物語に入って行くためのキャラ認識
1)外見
2)見た目、職業に基づく性格付け
3)個性を際立たせるためのファッション
ということで、キャラを立てる方式でも、全く違うアプローチが必要だということがわかった次第。
とはいえ、今さら変えられないんですけどね。
ただ、今後キャラ文芸を目指したりする方は、頭の隅っこに置いておかれると少しは役に立つかもしれないなーなんて思います。私の勘違いだったらごめんなさいですけど。




