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暑気払い

 殺人的な暑さですが、皆様お元気でしょうか。

 今回は、『暑気払い』です。

 体にたまった熱を払うため、江戸期には漢方や薬を飲んだということに由来し、現在では夏の宴会を意味するようになった言葉です。

 

 簡単に涼をとろうと思ったら、アイスやかき氷、そうめんなんかが思い浮かびます。

 ただ、さすがにそればっかり食べていると、お腹をこわします。夏野菜であるキュウリや、なす、そして、スイカなどは体を冷やす効果がある食べ物と言われておりますから、そういったものを食べるのもいいですね。

 あと、逆に思いっきり辛いもので発汗して、暑さを乗り越えるという方法もあります。


 熱中症対策は、各地で叫ばれておりますが、とにかく暑い時は無理をしないこと。

 水分は『のどが渇く前から飲む』こと。

 古い時代の根性論で、この夏は乗り切れません。

 この夏は、本当に『エアコンを適度に利用し』というセリフを何度も聞いております。


 こんなに暑いとシェスタの習慣を日本も取り入れるべきだよなあと思います。

 外で働く人たちなんか、本当にそうすべき。災害の復旧作業をなさる方も、本当、一番暑い時間は、無理しないで欲しい。もちろん、被災地では『一刻も早く』が望まれるだろうけど、作業をなさる方の体調もとても大事。適度の休憩を取りながらの作業のほうが、結論としては効率が上がるわけですから。


 子供の学校も、この暑さで『外遊び』を禁止したそうです。

 エアコン、ないからねえ。

 飲み物だって、持って行った水筒のお茶に頼るわけです。子供が持っていく水筒のサイズと言ったら1リットルくらい。がぶ飲みしたら、あっというまになくなります。

 もちろん、水道は飲めるのですから、飲むものがないわけではないですが。


 精神的な暑気払いと言えば、ホラー。

 ただ、私、ホラーは苦手なものが多くて。

 オカルト大好きなんですけどね。『理屈がない』のはダメなんです。

 化け物退治系とかは、ものすごく大好きだけど、出口がないようなホラーは本当にダメ。


 たとえば、ベンチに座ると祟る。というお話があるとして。

 そのベンチそのものに、すごい怨念の理由が語られて、そこにある。という系列なら平気。

 怨念を払うという話なら、大好物。

 逆に、ひたすらにベンチに座ったせいで祟られるというのはダメ。

 

 とはいえ。一般的にホラーの良作というのは、『出口がない』『意味が分からないけど』というタイプが多いのですよね。

 以前、なろうの夏ホラーに参加したとき、私には『ホラーっぽい』作品を書くことはできても、『ホラー』にはならないなあと、しみじみ思いました。

 理屈のない怪現象というものが、書けないんですね。

 読み手としても、理由がない、わからないというのは、怖すぎてダメ。私は、恐怖を楽しめない人種なんだとは思います。

 四谷怪談とか皿屋敷みたいな恨みつらみで化けるという話は、そこそこ好きです。

 理由がわかるから。

 映画でも、『エイリアン』とか『プレデター』みたいなタイプのパニック系は大好き。

 ホラーチックだけど、じつはミステリーという金田一シリーズなんかは、めちゃくちゃ好き。

 

 そういえば、川開きなどで行われる花火大会も、もともとは『暑気払い』のひとつ。

 暑さがもたらす疫病を払う目的だったとか。


 ちなみに暑い方が経済効果が高いということで、暑さをチャンスに変えるご商売も数多くあるとは思います。

 我が家も、節電対策で、サーキュレーターを購入しました。


 今年一番の暑気払いは、ひょっとしたら、今月の電気料金かもしれません。




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