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夏の和菓子

 夏の和菓子と言えば、岐阜県大垣市の『水まんじゅう』。全国的には『葛饅頭』のほうが通りがいいらしいですが。

 くず粉をつかって作った透明な生地で餡をくるんだ、冷たい水に浸して食べるお饅頭。

 見た目がとてもきれい。しかも、季節限定品です。


 最近は、いろんな味のものが出てきているようです。

 餡でなく、フルーツ餡を入れたものなんかは、色も鮮やか。

 水の豊かな大垣ならではの、和の冷たいスイーツです。

 残念ながら、私は、本場、大垣で食べたことはないのですが、本当にキレイ。


 ちなみに、このお菓子、くず粉ではなく、片栗粉を使って『それっぽいもの』を手軽に自作することが可能です。

 料理サイトに行くといっぱいレシピがありますので、ぜひお試しを。


 このお菓子の特徴は、でんぷん系の粉を練って加熱することによって透明な生地を作ること。

 そして、この生地は粘りが強いため、水に強い。


 おなじくデンプン系の透明なお菓子と言えば、『わらび餅』。

 今やスーパーにも売られており、歴史的にも古く、わりと全国どこでもある食べ物。

 もっとも、最近は『わらび粉』がとても貴重なので、『わらび粉』でつくったわらび餅は高級品なのだとか。

 きな粉をまぶして食べたり、黒蜜をかけたりして食べるのが一般的。

 こちらも冷たくしていただく夏の和菓子の代表格。



 夏和菓子は、やはり葛や寒天を使ったものが多いですね。

 透明感あるものというのは、とても涼しげですから。


 寒天というと、髙田郁先生の『銀二貫』。京都の寒天問屋に拾われた松吉の物語。

 作品では摂津の国が寒天産地として出てきますが、現在、作品中に出てくる『細寒天』は、岐阜県や長野県が生産地として有名であります。

 もともとは、捨てたところてんが凍結し、とけたあとできた乾物で、もう一度ところてんをつくったのが「寒天」の発明だそうです。

 ちなみに『ところてん』そのものは、中国から入ってきたものだそうです。

 

 ところで、あなたの地方は、「ところてん」をどのように食べますか?

 うちの地方では、三杯酢でしかも、箸一本で食べます。なぜ、一本なのか不明。

 地方によっては、醤油をかけるとか、砂糖をかけるとか。

 関西では黒蜜をかけてスイーツの扱いなのだそうです。

 おもしろいですね。






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