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 日本人は麺が好き。

 何かを細く伸ばしたもの、と定義するなら。

 

 そば、うどん、ラーメン、スパゲッティ、ひやむぎ、そうめん、ビーフン、春雨、糸コンニャク、ところてん。


 日常的に食べる麺だけで、こんなにたくさんの種類があります。

 日本人の麺好きは世界有数とか。

 とくに、全世界の食事に革命を起こしたといえるのは、『カップラーメン』。

 ちなみに、このカップラーメン。『あさま山荘事件』(1972年)機動隊員が寒い中で食べていたのがテレビに流れて日本全国に広まったというお話があります。

 なんにしても、冬釣りなんかだと、カップラーメンは滅茶苦茶ごちそうであります。

 寒いときに暖かな食べ物が、お湯をわかすというひと手間だけで完成する。

 非常に、革命的。

 野外で、特に寒い時期に湯気の立つものというのは、それだけでうれしいものです。

 寒い時期だけではなく。

 海水浴場やプールでもカップラーメンはよく見かけます。

 どう考えても割高ではあるのですが、つい買って食べてしまう……。

 栄養価とか塩分とかを考えると、お世辞にも健康的とは言えないものではありますが、手軽で、そして、そこそこ美味しい。このあたりが、人気の秘密だと思います。


 異世界転生転移でも。

「とにかく、ラーメン食べたい!」

 現代日本人なら、つい口走りがち。


 ちなみに、麺という食べ物の歴史は古いので、あえて現代から持ち込まなくても、麺文化は既にある可能性が大なのではあります。

 製法は各国様々ですが、粉もの(小麦に限らない)をコネて細くするという過程はほぼ変わらないようです(細くする過程は、それこそ様々です)

 

 すいとん系のものより、麺というものが愛されるのは、細長い形が食べやすいことと、味が絡みやすいこと。

 それから『乾麺』の存在も大きいのではないのでしょうか。

 何より保存性が高まりますし、一から作業しなくても済みます。

 


 さて。


 あなたの家の近所の食堂。『そば・うどん』ですか? それとも『うどん・そば』ですか?

 これは、西と東で違うようです。西はうどん。東はそばが先というのが、多いそうな。

 ちなみに、東海地方では、微妙であります。


 余談になりますが、きしめんは讃岐うどんのように『コシ』を美味しいと感じるうどんではなく、『のど越し』のほうが大事だと、個人的には思います。

 名古屋で『コシ』を感じるうどんは『味噌煮込みうどん』。

 味噌煮込みのうどんは、きしめんの麺とは違い、太くて固め。

 初めて食べると「なんじゃこれは」と思うこともあるかと思いますのでご注意を。


 歴史的に見ますと、うどんはどうやら『平安』時代に原型ができていたようで、そばより古いです(そばは戦国時代)。

 ただし、麺でないそば自体は、奈良時代には日本に入ってきていて、食べられていました。


 なんにしても、和洋中、どの料理にしても日本人は麺が好き。

 屋台で食べる焼きそばから、オシャレに着飾って食べるスパゲッティまで。

 様々な形の麺を食べます。

 

 ただし。麺食には、箸かフォークが必要。

 手づかみの食文化では、麺文化は発達しないだろうな、なんて感じます。




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