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 今回のテーマは『粥』。

 病気の時に、よくお世話になるものであります。

 コメをたっぷりのお湯でことこと炊き上げると、甘い匂いが広がります。

 シンプルで、とても『美味しい』というものではありませんが、病んだときに食べると本当にじんわりと身体が欲する感じがします。

 粥と言えば、『コメ』のイメージですが、世界的に見ると、蕎麦やオートミールなども粥にします。


 新婚旅行のスコットランドで、オートミールのかゆを食べたことがあります。

 おそらく『ポリッジ』もしくは『グリュエル』というもの。

 ウイキには、砂糖やらバターやらを加えて食べるとあります。

 しかし、その土地のトッピングはあったのかもしれないけど、そのあたりまったくよくわからなかったので、「味のしないおかゆ」として、顔をしかめて食べました。

 ひたすら、梅干しが欲しかったです(笑)甘くする……という発想はなかったですねえ。

 梅干し、塩昆布。どうして、あれがないのだろう、と思った記憶があります(無茶)

 せめて、醤油を垂らしたかった……と、あくまで、日本人発想なのでした。


 さて、日本の近畿地方で有名なのは『茶粥』。

 お茶で炊き上げたおかゆは、さっぱりしていますね。

 今でこそ、全国的に有名ですけれど、はじめてみると結構びっくりするものであります。

 おかゆが白くないからね……。



 芥川小説で有名なのが『芋粥』。

 実際に私は食べたことはないのですが、コメと一緒に山芋、さつまいもなどをいっしょに炊いたもの。

 ただ、サツマイモの日本伝来はかなり新しいので、ものがたりの平安期の『芋粥』は山芋なのかな、なんて思います。

 なんにしても、お正月に天皇陛下がお召しあがりになるような、貴重なお料理として描かれております。

 何しろ飽きるほど食べたいと願うほどのもの。さぞや貴重品だったのでありましょう。


 正月明けに食べるものと言えば、『七草がゆ』。

 もっとも、私、七草がゆを食べたことがなく、今年は、『七草がゆ』という名のインスタントのお茶漬けのもとを買いました。

 そもそも『お湯をかける』だけで出来るものを『粥』と呼んでいいのかどうかは知らないけれど、非常に簡単で美味しくいただけました。フリーズドライ製法の七草に価値があるのかというような、ツッコミは置いておいて。

 おかゆは、行事食や、健康食としても注目されていて、今や、レトルトパックまであります。


 ちなみに、コメから炊くおかゆは、そこそこ面倒なので、一人暮らしの病人が自ら作るのはなかなか大変です。やはり、『看護』にきた別の人間が作るものかな、と思います。



体調崩して粥をすすりながら、ネタにする。

相変わらず、ただでは転ばない。


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