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なろう底辺とは

  なろうの中にはいろんな方がいて、底辺という言葉を徹底的に嫌う人もいるし、逆に、いつまでも底辺とご自身を位置付けている方がいらっしゃって。

 まあ、ひとそれぞれなんですが。


 そもそも、底辺とはなんぞや、なんですよね。

 なろう常識として通説になっているのは、ブクマ100越えで、底辺卒業。

 つまり、100人以上の人に『もう一度読みたい』と思っていただけたら、底辺ではない、ということ。

 このライン、なかなか絶妙だとは思います。

 いわゆるなろうカーストというのは、底辺→中流→人気作家→書籍作家となっているようでございます。


 さてさて。底辺という言葉が嫌いというかたは、この底辺ということばが『卑屈』であるように思えたりするのかな、と思うのですが。


 前出の条件では卒業であるにもかかわらず、底辺を名乗られる自称底辺さんの場合は、ある意味で、非常にストイックな方が多いかと思います。

 現状に満足せず、常に努力されている印象。

 そんな自称底辺さんは、武者修行の兵法者であり、修験者でありまして、ただ、ただ、尊敬するばかりであります。


 ちなみに私は、定義によれば、ブクマ100越えはしているので、中流なのでありましょう。

 大底時代があるので(笑)更新すると、PVがそこそこあがる現状は、どう考えても底じゃないと思えますから、ある意味納得。

 最近は、辺境の書き手と自称しております。

 もはや、大都会ランキングに行く気はあまりなくて、辺境で好きなことをしていればいいか、というようなスタイルですので、昔ほど書くことにガツガツはしなくなりました。


 現状はともかく、大底時代がそこそこ長かったので、読まれないというのが、どれだけしんどいかもわかります。

 もっとも、なろうは、読者さまが多いサイトで、底辺と言えども更新すれば、少しは反応してもらえることが多いです。

 ただ、更新してもPV二桁行くか行かないか……だと、折れそうになりますよね。

 私も折れそうでした(笑)


 そんな時、折れないで、がんばって、というのは易しいけど、優しいのかは疑問。

 そこで折れてしまうのなら、そのひとはそこまでなのです。小説以外の趣味なんて山ほどあるのだから、ほかに楽しいことを見つけるべきだと、私は思います。


 出版業界というのは、ちょっとのことで折れそうになる人が踏み入れたら、痛い思いをする……そんな世界です。

 まして。

 金にもならないものを、趣味人が、歯を食いしばって辛い思いをして書く必要はどこにもないわけです。やめたくなったのなら、やめてもいいと思います。


 ただ、小説を書くことは、病のようなものです。

 熱に浮かされたように、書かずにはいられないから書く。だからこそ、続けられるし、私は続けられました。


 読まれなくてつらい。

 でも、書きたい。書き続けたい。

 そんな初心者のかたに、キャリアだけは長い私が言えること。

 とにかく、完結させること。そして、たくさんほかの人の作品を読むこと。

 自分の好きなもの、好きなお話の形式がはっきりわかってくれば、物語は格段におもしろくなる……ハズです。


 でも。

 ネットがない時代に比べると、現在は幸福です。

 Pv10って、少ないけど……よく考えたら、ふつうにリアルで10人の人に読んでもらえる機会なんてそうはないです。(学生ならあるかもしれませんが)そう考えたら、底辺といっても、昔に比べたら格段に読まれているわけで。


 今、自分がどんな状況でも。情熱をもって楽しんで書いていけたら、一番かな、と思います。 




 




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