表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

まだ見ぬ行く末

僕は死に愛される。


必要以上に死が与えられる。


僕は呪いをかけている。


僕の意思ではないにせよ、


僕は呪いをかけたんだ。


かける呪いは不死の呪い。


そして僕にも代償がある。


僕は死に愛される。


それが代償。


望まぬ代償。


だから僕は死んでいる。


とっくの昔に死んでいる。


だけど僕はここに居る。


そして何度も死を与えられる。


彼女の呪いは僕がかけた。


彼女以外の人にもかけた。


数えきれない呪いをかけた。


僕は誰かを探していた。


それはこの時のためかもしれない。


彼女に贖罪するために。


この身のすべてを彼女のために。


彼女は目の前で泣いている。


手紙を読んだら涙を流した。


僕は何もすることができない。


それでも何かをしたかった。


だから僕は抱きしめた。


なぜかは分からない。


でもこういう時は肌を寄せ合えば落ち着く。


そう思ったんだ。


そして彼女に声をかける。


今まで貯めてきたものを全部吐き出していい。


俺が受け止めるから。


彼女の涙はとても美しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ