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第1話 開始

ども、ASTRAY GFといいます。にじファン時代は2次創作で書いてましたが、他の作者さんの影響でVRMMO物を書きたくなりました。知ってる方も、初めての方もよろしくお願いします!

『モンスターレギオンズ』


 今から数年前に確立された『VRMMO』の新作となるゲームである。

 VRMMOとは、専用のヘットギア型コントローラーをかぶり、今までのMMOとは違い、見るだけではなく、五感全てをもって楽しむゲームである。現実の体は眠った状態なり、意識を架空世界の中に送り、ゲーム内の自分のキャラクターそのものとなるのである。


 ちなみにこんな、説明をしているのは、この俺は『奥田 大和』。大学1年の学生である。目に見える特徴といえる特徴は無いが、プラモデルなど、物を組み立てたり、作る事が得意。


家族は俺と弟、両親、祖父と祖母の6人である。特に目立ったことも無く、家族中の良い一家だと内、外共の認識である。ただし…


「そういえば、父さん」

「どうした?武蔵?」


 ちなみに武蔵とは高校の1年の俺の弟である。特徴は俺がインドアよりに対し、反対にアウトドアよりで体を動かすことが好き。

父の名前は英一。ガタイの良い整備会社で働く一家の大黒柱。ちなみに結構ミリタリーが好き。(俺達の名前から察すればどれくらいかよく分かる)


「次の日曜から始まる『モンスターレギオンズ』、どんなのか分かった?」

「いや、だめだな…何とか分かっているのはメインとなるのはシミュレーションゲームということだけだな」

「ほんとねー、かなり自由度が高く、個人の特徴が出やすいとは聞いてるんだけど」


 ちなみに、今最後に話したのは母、千恵である。腰まで届く髪が特徴で、頭の後ろでまとめてポニーテールにしている。


「まあ、ワシはどんなゲームでも生産系で楽しむがのう」

「爺さんは鍛冶、私が裁縫がお決まりですからね~」


 最後が祖父の哲也と、祖母の早苗となる。爺さんのほうは最近髪がだいぶ抜けてきたことを気にしており、婆さんはそんなじいさんと一緒にお茶を飲むのが大好きである。


 ここまで、聞いて分かったかもしれないが、内は家族全員がゲーム好きという、ちょっと変わった一家である。もちろん俺もそれなりに好き。俺と弟の武蔵が特にこだわり無くオールマイティに気になったもの。父さんが近代物、母さんはファンタジー物、爺さんと婆さんが生産物を特に気に入っている。


 そんな俺達一家が楽しみにしているのが、この日曜よりはじまる『モンスターレギオンズ』というゲームである。

 会話から分かるように、このゲーム、シミュレーション系ゲームで有る事と、自由度が高いということ意外、ほとんど情報が無く。インターネットのHPにも詳細が無いので詳しい事がわからないのである。


「やっぱり情報は皆無か~名前からして魔獣や魔物といったモンスターで軍団を作る感じかな?」

「でもよ武蔵、シミュレーションだと自由度が高いといっても限界があるぞ?」

「やっぱ兄ちゃんもそう思う?う~ん、やっぱ情報が少なすぎる」

「ま、それも日曜になればわかるさ。千恵ー今日の晩飯はなんだー?」


ま、父さんの言うとおりだな。




 “そして次の日曜”


「よーし、みんな準備はいいかー!」

「「「「「おー!」」」」」


 一家全員がそれぞれの布団の上で、ヘットギアを被った状態で返事をする。


「へへ、兄ちゃんはどんなのにするの?」

「さあな、なんしろ情報が無いからな、ゲーム終わってからだな、その話は」

「やっぱそうだよね~」


 さーて、どんなゲームなのやら…


「それじゃあ、起動するぞ」


 その言葉と同時に、父さんが起動スイッチを押し、家族全員でゲームを開始する。









【ようこそ、『モンスターレギオンズ』の世界へ】


 ここまでは他のと似たような感じか


【まずは世界の説明をさせていただきますが…このゲーム、最初の段階ではNPCが全くいません!】


 …なに?


【NPCは皆様が仲間としたモンスターたちとなります!モンスターといっても、獣、魚、鳥、王道とも言える竜はもちろん、プレイヤーの皆様を除く人型の存在もモンスターとなり、そのモンスターを倒し、後で設定していただく『スキル』がそのモンスターに類似するものがあれば自分の配下とする事が出来ます!】


 なるほどね、自分の集団を1から作っていくというわけか。そりゃ自由度が高くなるはずだ。


【そうして作った軍団、『レギオン』を持って、何をするかは、あなたの自由!騎士団を作るのも良し!鍛冶職人の集落を作るもよし!海賊になるのも良し!あなただけの軍団をもってこの世界で輝いてください!】


 かなり期待できるゲームと判断してよさそうだな。あえて目的を設定しないことで、ゲームの終わりを見えなくさせ、常に未知への誘惑を誘わせるというわけか。


【ではこれより、初期設定に入ります。キャラクター名を設定してください】


 では、斬時ざんじっと。よくこのネームでプレイすると被りにくいんだよなー


【このプレイヤー名は使用できます。では次に種族を設定してください】


 おっしと、次は種族か…多いな…ざっと見ても100以上か?これ?なにか面白そうなのは…お?


『ドラゴニュート』

…人間と竜人のハーフ、人間と比べ、物攻が上がりやすいが、魔防が上がりにくい。竜人とは違い、人のままで側頭部から角が生え、体の各所に鱗がある。ハーフのため種族固定スキルが2つあります。


 …サンプル絵だが、純粋にかっこいいなこれ。竜人だと…


『竜人』

…進化の過程で、爬虫類から人型になったもの。全体的に高性能ではあるが、魔坊が全く上がらない。


 あーこれはあれだ…幻想の竜じゃなくて恐竜だなこれ。恐竜を無理やり人間型にして服着せた感じだな。これならドラゴニュートで決定っと。スキルも2つ最初からあるし。


【注意!ハーフを選ぶ場合、後で設定するスキル3つが2つとなり、残ったうち1つがランダムとなります。それでもよろしいでしょうか?なお種族は、これ以降変更不能です】


 あーこれはあれかバランスを守るためか。確かにそうしないとバランス崩れてみんなハーフ取っちまうからな。変更不能はやり直しでランダムが無駄にならないようにするためか。


【次に初期拠点の場所を決定してください】


 初期拠点ね…NPCが言うだけあって町がねえ…適当に森にするか。


【最後にスキルを設定してください。ハーフを選んでいるので、設定できる数は1つです】


 スキルは…短剣にしとくか、戦闘以外の汎用性も考えたら剣よりもこっちのほうがいいな。なんせ1つしかないからな。


『短剣』

…刃渡り30cm以下の武器に補正


【ハーフを選んでいるので、スキルを1つランダムに選びます】


さーて、なにが出るやら~


【スキル『鎖』が選択されました】

「は?」


 は?鎖?なんじゃそりゃ?思わず声に出しちまった。こ、効果は?


『鎖』

…鎖関係のものに補正


 だめだ、簡略され過ぎてる。ど、どないしろと…そして、その後、簡単なゲームシステムの説明が終わり、


【それではゲームを開始します!】






「これで、どうしろと…」



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