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五話

それはアンジェラの気付かない間に始まった。

普通に教室に来て、ふと生徒の一人と目が合った。だが、逸らされる。


「…?」


様子が変だ、と思った。空気がおかしい。

昨日アンジェラに声を掛けてきた女子はなぜかこちらを見てくすくすと笑っている。だが、それを見た瞬間アンジェラは察した。アンジェラの机と椅子がない。

隠されたのだと悟った。どうやら、アンジェラは自分が集団生活において失敗したのだ、ということを悟った。

この群れのリーダーの気分を損ねたのがよくなかったらしい。アンジェラを排除する行動に出たようだ。だがアンジェラはこの群れの事はどうでもよかったが、このまま自分を害そうとした者の思い通りにるのは癪だった。というわけで、アンジェラはそのまま担任が来るのを待った。

そうしていると、教室内の空気がざわつく。

「何あいつ…なんのつもり?」

そうこうするうちに、始業のチャイムと共に担任教師が入ってくる。ゆさゆさと贅肉のついた体を揺らして来た教師は、突っ立っているアンジェラを見た瞬間、その丸い顔を歪めた。

「アンジェラさん、なぜ机がないのですか?」

「さあ?朝来たときにはありませんでした。」

「…とりあえず、空き教室から机と椅子を持ってらっしゃい」

「了解しました」

そして、教師に言われた通りに机と椅子を持ってきて、その後普通に授業を受けた。

その後余計面倒な事になるとは知らずに。



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