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165 会長ともうサイズ違いな去年のスク水 ※R15

カヌレとのお風呂タイム(裸の付き合い)。

チョコ風呂にした後、僕は彼女を座椅子にするように背中を預ける。



「も、もう……急に……」

「でも、君も好きでしょ? 僕を後ろからハグるの」

「ま、まぁ……」

「この体勢、背中の感触が好きなんよ。ツンツンフヨフヨな感じが」

「くっ……お、お風呂で不純な……」

「風呂の中で裸の男女、不純も純情もねぇべ」


チャプチャプ……


「うー、女の子とのお風呂で少しのぼせたかな? (グッ)」

「ぶふっ」


ぽふっ

後ろに倒した僕の後頭部をカヌレが顔面でキャッチ。

フゴゴ とヒロインらしからぬ声と熱い息が僕の頭皮を温める。


「フゴ……フゴフゴ〜」

「うん?」


すぐに抗議の声が来るかと思ったが、そのままスーハスーハと呼吸。

なんかデジャヴ。


「君が来る前に髪洗ったから、色々匂いは落ちてるでしょ。これで満足か?」

「フゴー……マンモフ……」

「ロビ◯マスクか君は」

「ぷはっ…………ふぅ」


僕の後頭部から鼻を離すカヌレ。

すかさず、両手でヒトの髪をいじりだす。

猿の毛繕い的なアレかと思ったら

「ぐへっ」 グイグイ引っ張られる頭皮。


「うがーなにをするだー」

「こっちのセリフだよ。こんな綺麗な髪なのにお湯に浸けたままとか、ほんとケアする気皆無なんだから。長い髪はそのままにしないで、タオル巻いたり纏めたりしないと」

「賢者タイムみてぇに急に真面目になりやがって。僕の髪だぞ? ケアせんでも常にパーフェクトよ」

「それでも、私が気になるから、だよ」


ゆいゆいと手慣れてた手付きで僕の髪を結い上げるカヌレ。

まぁ毎朝(頼んでもないのに)やってるからお手の物。


「むー、折角チョコ湯を吸い込んだチョコ髪にしようとしてたのによー」

「色合いが汚くなりそうだからやめて。というか、お湯に浸かったの考えたらもう一回髪洗って欲しいとこなんだけど」

「やだーめんどいー。君の自己満ちゃうんかー?」

「そうだよ」

「開き直りやがってー。お風呂の中でも髪結ぶとか、解放感が薄れるわー」

「今だけね。ほんとに髪色汚くなったらやだし。やっぱ後でもっかい髪洗うよ」

「や!」

「やじゃない」


チャプ…… チャプ……


「あ。考えたらさ、これが僕らの初風呂か。僕つい(いつもの感覚で)グイグイ行っちゃったね」

「今更……どうせこの手遅れな状況になるまでワザと黙ってたんでしょ」

「誤解だよー。君だっていきなり裸になるなんてさ。家に帰ったんなら水着持って来る選択肢もあったのに」

「……サイズ合うの無かったし」

「アレか? 去年買ったヤツがもう合わなくなった系のアレか? そーゆーの都市伝説かと思ったぜっ」

「成長期なら普通でしょ……」

「今度二人で買いに行くべ。そんで海行くべ」

「……まぁ、いいけど」

「一周回ってスク水だな……(ボソッ)」

「君には選ばせないからねっ」


いつからスク水が卑猥な対象になったんだろうね。

僕はチラリと壁掛けタブレットに目をやって、


「スク水で検索っと。おいおいっ、卑猥なのしか出ねぇじゃねぇかっ。女の子は神聖なスクール水着を彼氏を喜ばすアダルトグッズとしか思ってねぇのかよえー?」

「それは女の子の意思じゃないから……」

「お。このスク水は下にチャック付きか。トイレの時便利だね?」

「便利って理由で買う女の子は居ないんじゃないかな……」

「あれ、このスク水チャックの話、前にしなかったっけ?」

「してないよ、したら覚えてるよ……誰かとした話を混線させないで」

「うーん、デジャヴってやつか」


どうせなんで、


「折角だし、この壁掛けタブレットで動画とか映画でも見ようぜっ」

「映画なら見終わる頃にはふやけてそう……」

「ホラー映画とエッチな映画どっちがいい?」

「どんな二択よ……」

「因みにエッチな方はスピ◯シーズだよ」

「それ確かにアダルトな要素あるけどホラーとかグロ系じゃん……」

「いいよね……宇宙人が美女に擬態して男を誘惑して貰うもん貰ったらメスカマキリみたいに食っちゃうの。基本オスカマキリは食われる前に逃げるけど」

「君、そういう合理的な植物めいたシステム、好きそうだよね……」

「君がこの作品を知ってるのは意外だな。いや、まぁ前はよくテレビでやってたからね。今はあんなおっぱい映る系放送出来ないだろうなぁ」

「……まぁ、当時も苦情はあったんだろうけど、ネットとかで目に見えて分かりやすくなった時代だからね……」

「因みにホラーはアダム◯ファミリーだよ」

「子供向けほのぼのホラーじゃん……」


わりと怖いシーンもあるから大人が見ても面白い名作なのに。


「怖い話と言えば、お風呂にまつわるやつで良いの知ってるんすよ。例えばある言葉を言うとそこの擦りガラスに」

「い、言わないでいいから……」

「んー? ホラー苦手なの?」

「人並み、だと思うけど……急に音も無く現れたら何に対してもビックリするだろう?」

「UMA系の仕事は普通に出来てるんだろう?」

「その子達は少なくとも呼吸や匂いなんかで生きてる存在とアピールしてくれるからね……」

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