喚ぶ
「これから召喚をする」
「……」
「薙くんはアカメさんを。剣ちゃんのサポートをしてあげて」
「…龍川。やろうとしていることは、人の身には危険ではないのか。呼ぶには代償がいるのだろう?」
「危ないと思う。でも、剣ちゃんのサポートとか僕には絶対無理だし。これは自分にしかできそうにもないし。原因を見つけて対処するには、時間が足りないしね」
「私にはその行為の神髄が理解できん。危険を冒してまでする意味はあるのか?」
「正直自分でもわかってない。でも、できる気がするし、カガシが選ぶ相手を呼べたら、何とかなると思う」
「・・・・」
「でもその前にアカメさんがつぶされたら終わりだ。だから、薙くんと剣ちゃんに、任せるしかない」
「あの阿呆が妖刀に手を出さなければな」
「あれがあるから、まだアカメさんは存在できるんだと思う」
「どういう意味だ」
「管理者だから。意味とか、やりがいとか、目標とかないと誰も耐えれないでしょ」
「………精神論か。なるほどな」
「あ。あと霊的なものに触れている方がいいらしい。カガシが言って…ん?なに?かわる?ふぁ!??」
「龍川?」
「御堂。王はあの刀があって、あの刀から幾分か力を得てこの世に保てている。目的があるというのも大きいだろう。
しかし、あれは我らの想像を超えた産物だ。御堂家が何人惨殺してきたかが伺えるほどに」
「・・・」
「あのままでは王がもたん。頃合をみて破壊せよと貴様の妹に伝えよ。あれの太刀ならば消滅させれるかもしれん」
「おそらくだが、妹はもとよりそのつもりだ。赤眼と本気で敵対するつもりはないだろう」
「…ならばよいのだが」
「私に指示を出すならば何を言う?蛇神よ」
「何もない。だが、貴様はあの刀に手をだすな。妹もだ。あれは御堂家への怨念の塊。手を出せば身の保障はせんぞ。
そして王の体は人のものよりも脆い可能性がある。忘れるな」
「わかった」
「では行け。リンの命は我が保障する」
「そうか。任せた」
「赤鬼。結界を張れ。この場を奪え」
カガシ?
凛?
なにヲして




