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魔王の手帳  作者: Karionette
第三章 霊道
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訪問4




銀髪の様子がおかしい




鬼気迫る雰囲気




余裕のない表情




壊れ始めていると直感した。






「…死んだらつまんないんだけど」






それならしょうがない




命を燃やすかのようなこいつを止めてやろうではないか




あたしはタツのように霊が見えるわけでもなければ、兄貴のように頭がきれるわけでもない






できることは暴力だ






「銀髪。あたしと遊ぼう」






刀を抜く




さてさて。あたしはこの人外とどこまでやれるのだろうか






「…俺は、そんな余裕、ねぇ」




「あたしに関係ない」






殺気を飛ばす




殺す気で剣を光らす






「あんた、このままだとじいちゃん殺しそうだし」




「邪魔、する気か?」




「ストレス発散に付き合ってやるって言ってんの」






それがこんな方法で申し訳ないけどさ




あたしにはこれしかできない




とりあえず時間は稼ぐから、頼んだよ兄貴






「というかその刀。もうあんたが持ってても悪い雰囲気しかしないんだよね。

気に入らないから、叩き折らせてもらうわ」




「お前、ほんと…、時と場合を考えろや」






そういいながらも銀髪はこちらを向く




そりゃそうだ。あんたのやる気の有無なんて、あたしには関係ないからね




構えないなら背中から串刺しにするだけ




それに…あんたはどちらかというとあたしと同じタイプでしょ






「『黒髪の俺を見つけたら、また遊ぼう』だったけ?約束、守ってもらおうか」










…ア?


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