計画1・新
兄貴がPCと話してる
英語、フランス語、中国語に韓国語
ぺらぺらと喋る内容は意味わからないけど、
銀髪に殺害予告してきた誰かを特定しているらしい
数人で協力しているとはいえ、パソコン数台で場所がわかるってすごいよな
「A。これ以上はいい。ありがとう」
へぇ。
日本人もいるのか。
兄貴って外国人ばっかり相手してるから意外だな
それにしても楽しそうだ
黙々と仕事していた時より
「そんなに嬉しい?」
「なにがだ」
「敵ができたのが」
兄貴の眉がぴくりと動く
「……敵ができたからではないが、未知との遭遇は面白い。
人間という枠組みではどうしようもない存在。
知らずに生きることが当然でありながら、
そうではなくなったのは、そうだな。楽しいかもしれない」
「この変態」
「人のこと言えんだろう」
「あたしは見えないもん」
見えないから、ボコボコにしたところで実感はない
どれだけ相手が強かろうが殺されそうだとも思えない
「ただ、銀髪もタツもシュッキも。みんな面白い。
それに幽霊くらいじゃないとあたしに喧嘩売ってくる奴もいなくなったし」
「…まったく。仕方のない奴だな」
兄貴は立ち上がり、おもむろに準備を始める
そうか。タツがここに来るんだっけ?
「では喧嘩を売られても仕方のないことをしよう。
場所の特定は済んだ。あとは、対象の人間としての意思を確かめてみようか」
Aって…
おい卓也ぁ!!!




