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魔王の手帳  作者: Karionette
零章 アカメの日記帳
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ブログ










私は、所謂見えちゃう人


時々だけど見えちゃう人です




それは夜だったり昼だったりするんだけど


ほんと時々だから思ったより大変でもない




そんな私の体験談を綴っていこうと思う




毎日更新はするけど、毎日見ることはないから昔話がほとんどになるかも












~ある日~






私が自転車で公園を走っていたときだ




時刻は夕方で、天気は快晴




綺麗な茜空を見ていたら






きれい






と声がした




振り向くと優しい顔をした女の人が笑っていた




入院服を着ていて少しやせた彼女は1度瞬きをすると消えた












~雪の日~






おかあさん おかあさん






と子供の声が響いた




大人の女性に呼びかけては無視される子供の霊






おかあさん おかあさん






子供は止めないし、私もとめたりしない




よく霊に話しかけてはいけないというけど




私はそもそも霊に声を届けることはできない




話しかけても返事がないの




そして霊も生きてる人間の声を聞いているようには見えない






おかあさん おかあさん






だから子供はずっと呼び続けていた




ああいうのは、なんか悲しくなる












~1年前~






家族でハイキングにいったことがある




まだ子供の時なんだけど




そこでキャンプする予定だった




でもそこにいる大きな犬が怖くて私は大泣きをした




一人で山を駆け下りるほど怖かったのを覚えている




仕方なく家族は下山することに






山をおりて暫くすると大雨が降ってきた




大きな犬は帰った方がいいって教えてくれていたのかもしれない


























~少し前~






大きな土砂崩れがあったとニュースがあった日




一瞬だけだけどテレビに銀色の髪の人が見えた気がした












~一昨日~






初めて ミエテルのって聞かれた




答えそうになったけど堪えた




幽霊は笑っていた大勢で






怯えてる怯えてる






そう言って笑ってた




私が見えてるのを知ってるんだ












~今~






すごいの見た




人がしぬところ




何度も何度も飛び降り自殺してる




ぐちゃぐちゃになってまた飛ぶの




その場で吐いた




それくらい生々しかった




こんなひどいのはじめて












~今~






今日も見える




色々見えるようになった




怖い












~今~






ねぇねぇ




だいじょうぶ?おばけにかじられてるよ?




頭からぱっくんって




私から見ると頭二つ縦に並んでれるみたいなんだけど




きもいよ












~今~






もうやだ














――このブログは1週間更新されておりません―









あ?

見えるヤツがふえてる?

見る力が強くなってる?

そういう影響もあるのかよ

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