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魔王の手帳  作者: Karionette
零章 アカメの日記帳
44/219

駅4



B Cと合流した






A は!?






B とんでもない光景だな






D どうやったんだよ!Bは






B イメージだ 動くイメージと口を閉じるイメージ






B 体のあるイメージというか…説明が難しい






E わたしもやってみます。






B そうするといい






B Dもだ がんばれ






B 私たちは紅を待つ






A あいつ消えちまったぞ?だいじょぶなのか?






B わからない






D てかBなんか落ち着きすぎだろ そういう人なん?






D 霊能力者とかそういう感じ?






B いやまったく






A まったくなのかよwwww






B ただ冷血なだけだ






D 冷血……笑






C あの、Bさん






C Bさんって女の人ですか?男の人ですか?






A そこいるんだろ?え?






A みてわからねーの?






C どっちかわからないくらい綺麗です






A wwwwww






A まじかよwww






B 一応男だ






D 一応って笑






C Bさん、すごくきれいなんです






C それよりもこんな光景見て平然としてるのがすごい






C わたしなんてからだガタガタです






B 昔から感情に乏しくてな






D それで済むん?笑






C でも流石にあの鹿、なぐってよかったんですか?






A なぐwwww






B わからない






B だが好き放題されたくはない






B 茜だったか。私から離れるな






B そして口を開けるな






B DとEは早くイメージして体を取り戻せ






A おれは?






B 知らん






B 紅のいう寺へ急ぐべきとは思うが私はこういった類に詳しいわけではない






A ぜってーただもんじゃねぇな、B






B 家柄は多少特殊ではあるが、死霊の類はわからない






B おそらくCに見えて私に見えてないものも多いと思われる






C 鹿がぐちゃぐちゃです 体から触手っみたいなのがでてて






B そうか






B 実のところ私には死体の山しか見えない






A したいのやま?






B 鹿はいないし駅ですらない






B 単なる死体の山






B 何かがいる気はするが何も見えない






D 死体の山にいて叫びもしねーのか






D 心が鋼でできてる笑






B そうだな






B 積み上がってるなと思うくらいだ






A 尋常じゃねぇwwww






A あ、寺ついた






D おつかれ!






A なんかもういるわ男の人






A おれを待ってるっぽい






A ちょっと行ってくるな






C いってらっしゃい






C Aさん、本当にごめんなさい ありがとうございました






A いや、おれがわるかった






A Cが原因とかじゃなくておれら全員の問題なんだろ?たぶん






A きつい言い方してごめん






A なんかおれも力になるからがんばれ






C ありがとうございます






C Aさんが無事でよかった ほんとによかった






D お






D B-!おれうごけるかも!






D うごくいめーじできたかも!






B そうか






B あとは「ん」と声をだすイメージを持て






B うまくいけば口が閉じる






B 戻れるかもしれない






E うごけ






E うごけた






E うごけた






E うごけた






C え Eさん?






E うごけた






E うごけた






E うごけた






E うごけた






E うごけた






D まてまてバグった!?






E うごけた






E うごけた






B ふむ






B 茜、なにか変なものが見えないか?






E うごけた






E うごけタ






E うごケタ






E うごけた






E ウごケタ






E うごけタ






E うゴケタ






E ウゴケタ






C いえ なにもかわらない






C 鹿とひと






E ウゴケタ






C ばっかりです






E ウゴケタ






E ウゴケタ






E ウゴケタ






C 違う






C Bさん逃げて!!






C 女の人がくるおんなの






B 私には見えない






B 不便だ






D んなこといってる場合かB!!にげろどっかに!!






B いや、口をあけなければいいんだろう






B おそらくそこから魂かなにかを奪う






B 所詮霊体 肉体は傷つけられない






B 傷つけられても死にはしない






C 言い切ってますけど専門じゃないんですよね?Bさん






B ああ まったくわからない






B 単なる勘だ






D おい!!!!!






B どちらにしろ逃げ場はない






B 茜 後ろに隠れてろ






B 口だけは開けないように






B 怖いなら目も閉じてろ






C そんなBさんだけにまかせてられません!






C わたしもいっしょにがんばります






B ん 痛い




B 茜、やっぱり後ろにいろ






B 驚くほど痛いぞ






D 無感情すぎて臨場感もくそもねぇ!!!






C BさんBさんてがまがってます!!おれてます






B そうだな 痛い






B だがやっぱり所詮手足 首は折れないんだな






D Bのただ者じゃない勘がすごい






B D、誤字






B いい傾向だな






D それどころじゃねええだろおおおおお!!!






E ウゴケタ ミンナ オマタセ






E ワタシ タスケテアゲル ガンバル






E ココカラデヨウ?






E イッショニ






E カエロウ カエロウ カエロウ カエロウ






B 断る






C もういや怖いよ






C 口開けたらどうなるの?もうたえらんないよ






C 怖いのとまるんじゃないの






C もうそっちのほうがいいんじゃないの






B 怖いのは止まるかもしれないな






B 魂をとられて






B 死ぬんだから怖くはないだろうが






B 私はそれが得策とは思わない






D 茜ちゃん諦めるな!






D おれも頑張るし、紅ってやつもがんばてるし






D よくわからんけどBも頼りになりそーだし






D たぶんAもなんとか頑張ってる






D 諦めるのはだめだ まけんな!






C でもでもでも!






C わたしのせいでBさんがぼろぼろになってて






C 見てるしかなくて叫んでも声かけてもだめなんて






C ありがとうっていいたいよ






C ごめんなさいっていいたいの






B 問題ない






B 茜、大丈夫だ






B 要は気の持ちようだ






B それに、たぶん紅がなにかしてくれている






B さすがの私も腕を潰されたら悲鳴をあげそうだがそうでもない






B なにより考えるだけでチャットに打ちこめるのが助かるな






D え。なにそれ!?






D あ、今のオレと似たようなかんじなんかな






B おそらく






B それよりもEだ






B Eが襲ってきているのか?






C わからない






C わからないけど女の人 学生みたい






C さっきまでたってたひと






D ってことは魂完全にとられたのかな






B かもしれない






B ということはDもこうなる危険があるのか






B はやくしろD






B さすがに2人からリンチされたくない






D 急ぐ!つってもイメージつかんでくだけだけだけど






C がんばって






C Bさん女の人がぶきもってる!!






C 包丁みたいなの






C あぶない!!






B 合図を






B くる瞬間に






C そんなむりだよ!






D おれがする見えた!みえるしリアルタイムでおれならできる






B 頼む






D 3






D 2






D 1






D 今!!!















「糞野郎が」






世界が赤くなった




口を開けていた人間たちが消えて


金色の鹿は弾け飛ぶように離れた




そして包丁を振りかざした女子学生は


がくがくとそのまま震える


まるでカラクリ人形のように




黒いタールから這い上がるように伸びたのは人間の手






「ああああああああ!!」






そして声をあげながら銀髪の彼が現れた




目つきは鋭く、赤く爛々と輝いている


ぶちりぶちりと蔓を引きちぎるように触手を外し


彼は悪態をつきながらこちらへ向かってきた






「おい、便乗犯。失せろ」






そして包丁をもった彼女を闇が包んだ


消えた闇のあとに残ったのは動かない体






「薙、ありがとう。よくもってくれた」




「死んでいるのか。その子は」




「やっと見えるようになったのかよ。


静華は間に合わなかった。魂喰われて、器を奪われた」






そして赤眼の彼はわたしの頭にぽんと手を置いた






「茜、お前もよく頑張ったな。あとは任せろ」






こんな場面


普通なら気を許して泣きじゃくるところだろう




しかしわたしは恐怖でガチガチと歯を鳴らした




目の前の赤眼も、その奥にいる大鹿も怖くて仕方がなかった


声をだしていいのはわかっている


でもそれができないほどに体が固まっていた


両者の怒りが爆発するほどに暴れまわっている




彼は小さく「敏いな」と笑った












おっと!!?

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