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魔王の手帳  作者: Karionette
零章 アカメの日記帳
30/219

虐め3




わたしは自殺した




いじめが原因で自殺して


どうしても成仏する気になれなくてここにいる




いじめをしたクラスメイトが憎い


黙って放置した先生が憎い


学校という制度そのものが憎い




そう思っても何も出来なくて


こうして笑う彼らを見るだけだ




先輩幽霊のひきこさんみたいな力がほしい


欲しくても、手に入らないけど


それがもどかしかった




そんなある日、面白い人間の言葉を聞いた


復讐は生きてるうちにするしかない、と


今できるのは愛するものを愛することだ、と




その通りだと思った


できることをするしかないと思った


だから、彼に協力していじめっこたちを怖がらせた




逃げ惑う彼らの姿が愉快で胸が晴れていく




あの人のいじめっこだけではなくて、見つけたいじめっこは片っ端から追いかけた


ひき子さんに見つかっては連れ戻され、叱られたけどやめなかった


ちょっとだけひきこさんにひっぱってもらえるのが楽しいから…とかじゃないけど


やめるつもりなんて、なかった




ああ、あの女の子も同じか




よし。今日もわたしにできることをしよう








追っかけんなって

そろそろ霊がやったって広まりそうじゃねーか

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