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魔王の手帳  作者: Karionette
第八章 元凶編
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決断




卓也くんは速攻でOKをくれた


速攻で人のGPS探って追いますって判断、卓也くんも色々とやばい奴だ




次に朱鬼ちゃんだけど、彼女の場合は少し渋かった




「わたしでは、守り切れません。自信がないです」


「軽減も無理?」


「軽減はできるでしょうが、それで死なれては困ります」




確かに




「ですが、剣ちゃんが来てほしいって言ったなら、意味はあるのでしょう。


悩ましいところです」


「んー。はく。はくと朱鬼ちゃんでも無理?」




最近では霊道付近で守りを中心に固めたはくだけど


今日はたまたま寺に来ている




『はくこの力を貸しても完全じゃないの。ごめんね』


「僕ってそんなに呪われてるんですかね…」


『はくこにはわかんない』




ですよね




『それにはくこはお家まもらないと。おうさまが言ってたから』


「うん。じゃ遊んでないで帰ろうね」


『うーー…。でもひまなの。あそびたいなぁ』




そう言いつつも、はくはポフンと音をたてて消えた


えらいえらい




「じゃあどうしようかな…」




と、つぶやくと目の前にぬらさんがいた


もう神出鬼没には慣れた




「おとうさまが、神を呼ぶと言っておられます」


「神!?」




ぬらさんが消えて、また現れた


というかぬらさん。あなた一応封印されているんですよね?




「きっと力を貸してくれるそうです」


「だ、誰なんだろ」




ぬらさんの知り合いの神様って…




「あ、凛さんもご存じですよ」




朱鬼ちゃんの言葉と同時に遠吠えが鳴った


ちび妖怪たちがおびえて仏像の後ろやぬらさんの後ろに隠れる




ああ、この声


神様ね。そうだ。現存する神様だよな




「わたしと真神さまなら、ほぼ防げるかもしれません!」




山の大神。こんな存在まで動くとは


剣ちゃんの勘ってすごい




そしてそれでも「ほぼ」なんだね






なんか薙も危ない橋渡ってるっぽいしな


助かる


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