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無気力魔王はただ元気になりたい。  作者: なみのり
第0章 【無気力魔王】
2/24

第0話1ページ目[魔王様の登場シーンは派手に]

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


[参上魔王]

「魔王様…お食事の用意が出来ました…。」


まっ暗な部屋に、巫女みたいに厳かな声が響きます。しかし、どこからも返事はありません。


「今日の昼食はうどんで御座います。味付けに七味唐辛子をまぶさせていただきました…。どうぞ、お召し上がりください。」


コトン…と床に丼茶碗を置く音が響きます。


「…魔王様、もしや寝ていらしているのですか…?」


返事はありません。


「ならば…起きてください!」


その瞬間、部屋に光が満ちました。

見ると顔を隠す真っ黒なローブを着た女子学生くらいの背丈、肩幅の人が、電灯の電気紐を引っ張ったところでした。黒いローブの奥で金色の目が爛々と輝いています。電気紐にはサメが腹巻きをしたぬいぐるみが付いています。部屋は少しこざっぱりとした3✕3メートル程で、大きなふかふかの、サイダーみたいな水色のベッドが部屋の大部分を占めています。その上には、セミロングの紫の髪をおさげにしている少女がいました。


「…食欲ないからいらない…。」


少女…魔王は力なくそう言って、再びベッドに顔を埋めました。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

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