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彼岸の華よ、永久に  作者: 春菊 亜鈴
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紅花の末路


慟哭が響き渡る世界の中の人間が

現を抜かす平和な世界の人間と入れ替わったなら?


世紀末の世界の生きとし生けるものが

なんの心配もない明るい世界の生きとし生けるものと入れ替わったなら?


〝彼岸〟をその身で体現する鮮やかな紅い華は絶えず紅い涙と蒼い毒を溜らせる。そうして溜まった絶望は、どうすれば穏やかな翠玉の風に変わるのだろうか。


澄んだ水はその雫を 〝善〟とするか ―― それとも?



星風 梦 (ほしかぜ ゆめ)。えらくメルへンな...それでいて馬鹿らしい私の名前だ。好きな色は紅色、嫌いな色は翠玉。好きなものはSF、嫌いなものはファンタジー。そんな私がどうしてこんな名前に...。だからせめてペンネームだけはと、紅色 崩落(べにくずれ)にしているけれど。


そう、ペンネームと言えばだ。私は下手ではあるものの小説を書いている。コンクールに何度か出してその分佳作から最優秀賞までを全て取っている、まあ所謂売れっ子だ。某ラノベ文庫では紅色崩落と、文学の文庫では一年(ひととせ) (べに)と名前を変えている私だが作風は同じである。


SF、世紀末、シリアス、バトル。そんな物が大好きな私だが、自分がそちらの世界に行くなど専ら御免だ。私は読んで書く専門で体験する側ではないのだから。


―― そういう事思ってるから、その罰なんだろうか。

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