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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

BioHazard ~~~Lycanthrope~~~

作者: 鳳

毎度、馬鹿馬鹿しいお話ではありますが。

 2006年、人類は危機に直面していた。私利私欲に走る研究者の手により恐るべきウィルスが開発され、世界の各所にばら撒かれたのだ。ウィルスは主に飛沫により感染、体内に入ったウィルスは爆発的に増殖、自己感染を繰り返し、早ければ数分で全身が感染、犠牲者の遺伝子を書き換える。遺伝子を書き換えられた犠牲者は本能に命じられるまま、新たな宿主を探し求めて周囲の人間に襲いかかる。


 「たっちゃん!」


 感染者に取り囲まれた少年と少女、少年は右腕の咬傷を押さえ、激しい悪寒と吐き気、ウィルスに全身を侵される苦痛に喘ぎを漏らす。


 「み、みなみ、逃げろ・・・」


 少年は薄れゆく意識の中、最後の力を振り絞り、逃げる様に促すが少女に逃げ道は無い。無情にも少女もまた無数の感染者の波に呑みこまれる。


 「かはっ・・・」


 「あ、あ、あ、あぁぁぁ」


 感染者となった少年、少女は新たな遺伝子情報を基に激しい代謝が繰り返され、人ではないものへと変化する。人を辞めさせらることで要らなくなった臓器などは体内で消化され、新たな身体の材料となる。

 体内に響く鈍い音と共に四肢は強靭なものに、人類の歴史の中で退化、衰えた歯は抜け落ち、肉食獣に相応しいものに生え替わる。次第に全身が灰色の太い剛毛に覆われ、2頭の獣が誕生する。

 そして、頭頂部付近に生える獣の耳。


「「「ケモミミ、万歳」」」


 辺りに響きわたる咆哮。


 ウィルスの持つ強力な感染力に加え、意図的にウィルスの拡散を図る者共により、各国の首脳は対応に苦慮、人類は絶滅の危機に瀕している。

死体が動くのはおかしいと思う。

ん?なんか混ざった?

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