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何故俺がモテるかわ誰も知らない  作者: Raム
一章 夢戻り
5/7

4話 目覚めたら

「うっ、」

夢を見た。金髪美少女が俺の前に現れそし俺は抱きつかれキスをした。絶対夢に違いない。てかそんな素晴らしい世界だったらもう俺は祝福するレベルである。二次元でもあるまいし。ラノベの主人公でもあるまいし。それにもっと現実は過酷だ。そうそう目の前に美少女はいないしいたとしても俺は関わることはない。それが現実だし現実は過酷である。

「うっ、」

視界が開けた。うっ、目の前に金髪美少女がいた。えっ、いた。

「綾東くん。」

俺は起き上がろうとしたが真上から乗っかられて起きるにも起きれなかった。金髪美少女にハグされてるやばいもう死ねる。けど苦しい。

「草林助けて。」

ニヤニヤしながらこっち見ている草林に助けを求める。

「いや〜リア充は凄いね。いきなりハグとか。夢シュツエーションだね。綾東。」

てかこの金髪絶対ビッチだろ。

「何処がだ。こんなビッチ。俺が相手にするわけ。」

「私はビッチじゃないですよ。?私はまだ処…」

顔を真っ赤にしながら言葉を止めた。だから俺は

「私はなんて言った?処?ん、もう一回言って?ビッチじゃなくて?えっ?」

「綾東くん。だから、わ、わたたしは、びびびビッチじゃじゃなくて、わたたしはしょ、しょしょzyー。」

めっちゃテンパってる。顔真っ赤にしながら。なんか面白い。

「まぁーいいや。そういや草林、今からカフェ行くけど行くか?」

「いいぜー。いつものとこな。丁度お金もいっぱいあるし新学期祝いにパーっとやるか。」

「やらない。」

そう短く告げるとえーっと言っていたが俺には知らん。

カフェとは俺が三週間に一度ほど行く飲食店のこと。名前はカフェレストラン「カフェ」。パンやスープにパスタなどがあり何と言ってもコーヒーがコクと程よい苦さが何と言ってもたまらない。それにコーヒーだけでなく紅茶も香りがよく程よい紅茶らしい味わいが特徴である。それにカフェは高校生が全く来ない。なので静かな雰囲気で勉強も出来るしゲームも出来る。料金もお手頃でファミレスなどと似たようなものだと思う。

「で、さっきから何で金髪ビッチは俺の方見てるんだよ。心配するな。さそ」

「誘ってくれるんですか。ありがとうございます。さすが綾東くんです。もう大好き。」

抱きついてくるな。それに俺は誘わないがと言おうとしたんだが。まぁいいか。見た目はいいからな。性格がゴミでも。まぁ金髪ビッチの場合は知らんが性格もゴミでは無いだろうが。この世の中は見た目で全てが決まるしな。可愛いは正義。可愛ければ何でも許されるのである。これを見た目10割論と言う。まぁどうでもいいが。

「あっ、そういえばさっき英語の教師がきて綾東くんに渡しといて。だって。やり直しとも言ってたかな。」

草林から渡されたのは、今朝出した英語の課題だった。そこにはメッセージと書かれていて一年生の思い出を書くんだよ♡みたいな時代遅れな感じの文面が書かれておりその下に[注]ふざけた英文を書かずにちゃんと高校生らしい思い出を書こうね。来週まで待ってあげるから。

もし出せなかったペナルティーを用意してあるから楽しみにしててね。みたいな感じである。

「はぁー。めんどくせ。何で課題なんか出さないといけないんだか。そもそも出さなくてもテストぐらい出来るつーの。全く。」

俺はその課題を机の中にしまい草林達と教室を後にした。これは絶対課題を出さないフラグだなと思いつつ。


綾東達が教室を出るのを見計らい1人の生徒が綾東達がいた教室に入った。

「何であんな奴なんかが氷島さんなんかと一緒にいるんだ。あんなクソぼっちが。」

その生徒はそう言い綾東の机から英語の課題を取り出しハサミでズバズバと机の上に切り落としていく。全て切り落としゴミ箱に目立つように捨てられた。


「で、綾東くん何処に行くんですか?」

「えっ、帰るだけだが。」

「酷いですよー。誘っておいてそれは無いですよ。私も連れて行ってくださいー。」

そもそも誘っていないんだが。俺は草林は誘ったが誰も金髪ビッチは誘っていない。

「どうせついてくるんだろ。なら別に何処でも良いだろう。それにさっき言ったし。」

「だって心の準備があるじゃ無いですか。綾東くんに何されても良いように。」

「発言がくそビッチじゃねーか。俺はビッチ嫌いだしリア充嫌いだから失せろ。」

「リア充でも無いですしビッチでもないですよー。けど綾東さんには何されても構いませんよ。もう今からでも。」

と言い腕に抱きついてきやがる。それに俺は何もしないし。したくもない。

「それにしてもお似合いですね。2人とも。綾東そのまま付き合っちゃえば??」

「嫌だ。」

付き合うとか面倒極まりないし出会って半日しか会ってない相手といきなり付き合うとか流石に無理だろ。けど、これから大好きと言われ続け耐え得るのかは解らないしもし迫られたりしたら。しかも見た目可愛いし。で、でも大好き大好き言われているが俺は告られてない。これ事実。

「良いじゃないですか綾東くん。付き合いましょう私たち。」

「嫌だ。」

「何でですかー。綾東くんが早く私と付き合ってくれないと誰かに取られるかも知れないじゃないですか。それに綾東くんが目移りしてしまったらどうするんですか。」

取られないし取るつもりもないしそれにそもそも目移りなどしない。てか好きじゃないはず。

「綾東あと3分で電車来るぞ。これ乗れんかったらまさかの30分待ちだぞ。」

「マジかよ。走るぞ。」

ここから駅まで300メートルガチで走って1分というところだろう。まぁ余裕ではあるが。

「えー走るんですか。私と一緒にゆっくりベタベタと歩きましょうよー。」

「あっそ。1人でベタベタと歩いとけ。金髪ビッチ。」

「えっー」


「はぁーはぁーはぁー。あっぶねー」

「おい、こうなったのは金髪ビッチのせいなんだぞ。」

金髪ビッチは改札前であれーあれー定期がない。なんて言い出し荷物全部ひっくり返して改札前でお店開きやがって。駅員さんの呆れた顔が今も思い浮かんでしまう。それから金髪ビッチの荷物を草林と抱え混んで駅の階段を全力ダッシュして電車の閉まる寸前に駆け込み乗車して今に至る。

「ごめんなさいです。綾東くん。私がドジなせいで。」

「はぁー。重い。」

俺は抱え込んでいる荷物を空いている席に置く。

「ありがとうございます。本当に。」

「それにしても金髪ビッチ。お前教科書全部持ち帰るとか馬鹿なのか?重すぎる。」

「いや、学校帰ってから勉強するじゃないですかぁ〜。もういくら勉強しても2位なんですよ。一位が取りたいんですけど何故かいつも2位なんですよ。」

「まぁ頑張れや。」

「綾東くんに褒められたとか嬉し過ぎます。もう大好き。」

そう言い抱きついてくる。

「マジやめろ。視線が半端ないから。それに草林お前俺は知らないみたいに目を反らすのはやめろ。」

「いや〜熱いね。本当。」

「その色々な意味を含ませた言い方やめろ。マジで。それに俺は熱くない。そもそもいつでも冷静だ。」

「冷静ではなく冷めてるんだろ。日本語は適切に使わないとダメだし。」

「うっ、」

草林の言う通り俺は冷静ではなく冷めているんだろう。決して熱くもなく冷たくもない。ただ単に冷めているだけなのでなる。何に対しても熱くなれない。それが今の俺何だろう。

「次は青山、青山でございます。」

そんな話をしていたら駅に着いてしまった。

「よし降りるぞ。」

「ま、待って下さい。まだ荷物が。」

俺の腕に抱きついていた金髪ビッチは急いで席に置かれている荷物を鞄に急いで入れ出す。

キキキーと電車がブレーキを掛け目的の駅に着く。


「全く何でこんなにカフェに行くだけでこんなに疲れなければならんのだか。なぁ金髪ビッチ。」

駅に着く寸前電車がブレーキを掛けると同時に慣性の法則でせっかく鞄に入れ掛けた金髪ビッチの荷物がまた床に散らばりお店を開き急いでそれらの荷物を拾い今に至る。

「おい金髪ビッチ、何にも落し物なないな。」

「綾東くん心配してくれるんですか?もう嬉しい。」

「早く荷物を入れていくぞ。」

俺は携帯の電源を入れ時間を確認する。現在6:50と表示される。丁度いい時間だ。


愛知県半田市。愛知県の知多半島の中部に位置し知多半島内ではまぁまぁ発展していてお店もまぁまぁ立ち並んでいる。知多の首都的なところだ。

青山駅からは常滑方面に夕日が見えまぁまぁいい景色である。そんな青山駅から徒歩10分ぐらいの住宅街にある。

「綾東さん今から行く店どんな店なんですか?。」

「飲食店。」

「そんなの知ってますよ。あーあ、綾東くんと2人だったらデートだったのに。」

そう悲しそうにいった。最悪だな。こいつ。

そんな馬鹿話しをしてたら見えてきた。

家と家に挟まれひっそりと佇むシンプルなお店。そこがカフェ。俺が一番好きな店である。










遅れて本当にすいませんでした。色々理由があるのですが…三週間に1回のペースで投稿してるはずなんですがなかなか上手く行かないものです。

被災された熊本の皆様。地震があって怖い想いをされたかも知れません。ですがもしこの作品を読んで少しでも夢中になれて地震の不安から少しでも安らぎの時間になってくれれば幸いですし嬉しい限りです。

ここからは謝辞。

雪野氷雪様、S Y様、YASU様、貴方達のお陰で早く書けました。なーに次は予告した通りに書いてやるさ。嘘です。無理です。次話も焦らせて下さい。それに読者の皆様。読者様が居てこそのこの作品になります。もっとも面白くします。これからもよろしくお願いします。

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