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何故俺がモテるかわ誰も知らない  作者: Raム
一章 夢戻り
4/7

3話 不意が招いた結果

午後の授業も終わり帰りのショートタイム(ST)が始まる。時計の針は3:40を指している。今日はバイトもないし木曜日で職員会議の日である。俺はゲームを立ち上げ先生が話している事に耳を傾けない。

ゲーム画面のお知らせには新たにピックアップされたガチャがある。俺が今開いているゲームはカードバトルで人と人ではなく強力してボスを倒すゲームである。ガチャが出るたび必須カードがあれば確実に出さなければならないという課金要素が組み込まれたゲームでもある。しかし今回のガチャは幸運にも持っているカードの互換なのでホッとした。

カードの情報を見ている間に起立の指示がありさよならといい今日1日の学校生活が終わりを告げる。

「ふー草林とスクリーンでやるか。」

スクリーンとは学校で使っている電子黒板のことである。スマホを接続しそれでゲームを開くと大画面で迫力のあるプレーが楽しめる。因みにばれたら怒られます。


4:00が過ぎ教室に残る人も徐々に減っている。例の金髪といえばSTが終わってすぐ消えた。凄くホッとしている間でもある。

「ヤッホー、綾東。」

こちら目掛けて走ってくるのは草林である。

おおと適当な返事をし電子黒板にスマホを接続する。

「おい、バ○ガかミリ○サどっちやる。」

「バ○ガ」

まだ3D来てないし。

「そういやー例の氷島さんがいないじゃん。もしかして綾東の思い違いとかぷぷぷー。」

「取り敢えず黙れ。そしてうざいから。帰るぞ。」

「ごめんごめん嘘っすよ。」

黒板に大きく画面が表示されるとワクワクする。大画面でゲームとか本当最高に近い。正直学校なんかこれぐらいしか楽しみが無いまでもある。

ゲームが始まりボスが登場する。大迫力で迫り来る。もう何ていうかパナい。


五分程度が過ぎそろそろ終盤に差し掛かってきた。

「回復足りてねーぞ。草林。」

「コンボ続かねーからしゃーねーだろ。」

ちっと舌打ちして敵に攻撃を仕掛ける。やべーやべー。

「次食らったら死ぬぞ。SAOだと俺まで死ぬんだぞ。」

「んなん知っとるっわい。退避して待てい。それにそこまで考えて真剣にやってるの綾東だけだよ。」

まぁ普段からゲームで死なないようにそう思い込んでるからな。そう思い込んでやると音ゲーでも何でもゲームは上手くなる。

「サンキュー回復。一気に畳み掛ける。」

そう言い俺はスキルを発動し敵を倒す。

「ふぅー」

「流石」

よいしょっと立ち上がり飲み物を机まで取りに行く。

ガラっと教室のドアが開き俺はそちらに目線を移してしまった。

「あっ」

「綾東くん。」

やべ。何で帰ってくるんだよ。

氷島は俺目掛けてカタカタと歩いてくる。

俺はどうすればいいかわからず立ち尽くしたままだった。

「大好きだよ。」

俺は不意を突かれ彼女に抱きつかれてキスされた。何だろ。このふかやかで幸せな感じ。凄く柔らかくていい匂いでもうヤバイ。ヤバイヤバイ。しか言葉が出ねー。

胸が当たり体が硬直し体温が一気に上がる。

金髪美少女にキスされるとかもう夢じゃねーの。俺の思考回路が次々破壊されもう何がなんだかわからず体が熱くてもう意識が飛んだ。


草林の視点。

綾東は何故あれだけモテ始めたのかわからないがキスで倒れるとかどんだけ異性体質がないんだか。まぁ綾東らしいと言えばそうだが何故あいつがよりによって最強美少女の氷島にモテたのだろうか?

「あのさー氷島さんは何で綾東の事が好きなの??」

えっと、そのと言いながら沸騰したかのように顔が赤くなる氷島さんが凄く可愛い。

「私が綾東くんを好きになったのは、去年遠足あったじゃないですか。」

「あぁ、あったね。スーパランド行ったやつね。」

「その時私たちのグループゲームセンター立ち寄ったんですけどそこで可愛いぬいぐるみのクレーンゲームがあったんですけどやってもなかなか取れなくて。」

「そこで綾東が取ってくれたと?」

あいつゲーム何でも上手いからな。今度俺も欲しい奴あったらとってもらを。

「いや、半分あってて半分違うんですけどぉ。私たちが諦めてゲームセンターでてから1時間ぐらいだったかな。その時に偶然歩いてたらあって呼び止められたんですよ。これ取るために3000円ぐらい使ってただろ。って。その言葉聞いたらどっきときて好きになっちゃったんですよ。」

あーこれあれだわ。別にあげるつもりなかったけど綾東の怖い妹が土産買ってこい見たいな事言われて何買っていいか分からないし小遣い無駄に使いたくないから100円のクレーンゲームやって適当に取って渡せばOK見たいな浅はかな考えで最初にやってた女子どもが下手くそ過ぎて諦め悪くパッパッパ100円入れたのに慈悲を覚え、たまたま二つ取れたぬいぐるみをたまたま、また偶然会った氷島さんに特に好意も抱かず目も合わせず作業的にあげた見たいな感じだろう。それにあげた張本人は覚えてない。

「そ、そか。でもプレゼントなんかよく男子から貰ってるんじゃない??」

「うーん。貰ってるんだけどみんな好意抱いて渡してるから重たいんだよね。それに比べて綾東くんは要らない物みたいな感じで渡してきたからなんか惚れちゃって。そのなんか分からない優しさが。」

そう頰を赤らめていう。

「そか、んじゃ。綾東の携帯でどうせこいつ起きるまで暇だし一緒にやるか?」

「いいんですか?。」

「もちろんだろ。やり方教えるから。そしたらみんなで出来るし綾東とも出来るじゃん。でもゲーム好き?」

「好き嫌いと言うよりも興味は有るんですけど、どれをやったらいいか分かんなくて。」

「了解。俺が教えてあげるよ。そしたらみんなで遊べるしさ。」

はい。と最高の笑顔で言ってくれた。俺には彼女がいる。けど何かが違う。そんな事を感じながら彼女にゲームを教える。いい人に好意を抱かれたな。これならお前の過去のトラウマも克服出来るんじゃないか?






キスされた事ないから分からないっすけどどうなんでしょうね。どういう感じ何だろう。非リアな僕には分からないです。

4話いかかがだったでしょうか?突然のキスはやばいっす。けど綾東はリア充にある事はまだありませんしまだまだ新キャラも登場します。綾東の過去には何があるかもまだ解らない状況ですし。それに綾東は有能なクズなのでまだまだやらかします。ではではご期待を。

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