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何故俺がモテるかわ誰も知らない  作者: Raム
一章 夢戻り
3/7

2話 彼に会った結果

高校1年の思い出を4文以上で書きなさい。

I play the game.

Very easy .

Very fun.

End.


「ナンダコレハ?」

「先生が言った通り英作文で4文以上書いてきました。」

「君は教師を馬鹿にしてるのかな。」

やべー絶対怒ってるよ。すごい笑顔だもん。

「いやー特にないからこれしかなかったんですよ。アハハ。」

本当アハハだよ。

「いいか、綾東。これは英作文ではなく単語並べただけの中学一年でも書けるようなものだ。私がこの宿題を出した意図を読み取れ。高校生らしいものを書けというのにナンダコレハ。本当に。」

「先生のいうの高校生ってなんなんすか?勉強が出来れば高校生なんすか?そもそも16才になり入試に合格するだけの学力を持った人を高校生っていうんじゃないですか?」

「それは、うっ。」

やったぜ。勝ったぜ。

「だから今回は書き直しては入りませんね。それじゃー。」

そう言い放ち俺は教員室を後にする。

「さてこれからどうしたものか。」

教室は絶対に戻りたくない。取り敢えずゲームを立ち上げる。時間を見るとあと15分もある。はぁーとため息をつき前を向く。

「あれー万年ぼっちの綾東じゃん。ヤッホー。」

「おお」

ヤッホーじゃないし。なんでこのタイミングでこいつに会うのか?この高校でただ1人の友達。

「ありゃありゃどうした。元気ないね。また新学期早々敵作っちゃった的な。さすがプロフェッショナルメイキングエネミーだね。」

まんざら間違いでもないけどな。

「そういう草林(そうりん)はどうなんだ。生徒会でもいまだゴミ扱いかな。」

「アハハ。まんざら間違いでもないよ。アハハ。」

めっちゃ気落ちしてるな。

「それにしてももう教室に居づらくなったのかな〜?」

「アハハ。」

まじアハハだよ。アハハアハハ。もう不登校になりたい。

「何があったのかね。」

「聞いたら驚いちゃうよ。」


「あの綾東がまさか氷島さんに好かれるとはねぇ〜。びっくりだよ。」

氷島鈴香。高校2年。去年はC組で今年は俺と一緒のAクラス。色んなクラスの男子から告白されるがことごと断り続けてるらしい。それもあり女子からは嫌われてるらしい。かわいそうだな。

「てか、よく知ってんな。流石生徒会。」

「てか、超有名人じゃん。去年だってほら牡蠣裏(かきうら)辺りが噂してたし超可愛いじゃん。まずパナいだろう。綺麗な金髪に顔。最高に可愛いし」

「知らねーし。てか彼女いる貴方の口から聞いてはならない事が聞こえたような?」

「しー、だめ絶対言うなよ。機嫌悪くなるから。」

言わねーし関わりたくねーよ。

「それに俺は牡蠣裏(かきうら)辺りの連中が嫌いなんだよ。今年も一緒のクラスだし。まじ最悪なんですけど。」

「知ってるよ。でもああいうのが普通の男子高校生なんだけどな。綾東が冷めてるだけだよ。中学のあの綾東とは同一人物に思えない程にな。」

「中学の頃な、懐かしい。」

中学の頃は俺の黄金期だったがまぁそんなことはいい。

「それとあと一つの情報が欲しい。あのーあいつだ。高崎何とか。あの意識高い系の奴。知ってるだろう。」

高崎は昨日クラス会に誘ってきた奴であり確実に俺の敵になりそうな奴だ。

「ああ分かった分かった。確実に綾東の敵になる奴だよ。多分。」

「やっぱりな。」

また一年敵と戦い続けるのか。今年は去年と違い草林という強力なジョーカーがいない。

「それに去年も議長だったしね。かなり厄介でもあるし成績優秀。人望もあり先生からも強力な信頼がある。去年みたいには行事を切り抜けることは難しいだろう。特に文化祭。」

うちの学校はとにかく行事が多い。遠足に文化祭体育祭に合宿など。特に文化祭は夏休みから学校に出て来て準備しなければならない。

「はぁーその辺上手くやるよ。」

「絶対嘘じゃん。まずやらないだろ。理由付けて。」

「当然だ。そもそも文化祭とかやる意味がわからんからな。」

「それはそうだ。あっそうそう今日バイトないならマルチ行こうぜ。生徒会ないし。」

「いいよ。俺んとこ来てね。動くのやだし。」

「了解。そろそろチャイムなるな。じゃー教室戻ろうぜ。」

「もうワンクエ行くから次の授業は途中参加する。」

「教科は?」

「日本史」

「ならいいね。山田先生、綾東だけに甘いからな。」

そうそう。遅刻しても遅刻にしてないし課題出さなくても評定5だし。

「ほんじゃ4時に待ってるわ。」

「りょーかい。」




最近暇です。課題は終わってませんが。次回3話は趣味全開で行っちゃいます。

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