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何故俺がモテるかわ誰も知らない  作者: Raム
一章 夢戻り
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0話プロローグ

高校1年の思い出を4文以上で書きなさい。

There is particularly no it.(特になし)


「おいこれは何か説明してもらおうじゃないか?」

はぁー、新学期そうそう説教かよ。

「いや、そのまんまの意味っすよ。英語の先生ならその意味ぐらいわかるでしょう。去年の1年間別に振り返ることなんか無いんすよ。」

「いや、あるじゃないか。合宿とか文化祭、体育祭に遠足だってあったじゃないか。」

「あぁー別に思い出でも何でもありませんよ。だって合宿と遠足、文化祭に体育祭全てゲームと読書しかしてませんでしたし。そもそも遠足とか行く意味あったんすか?学費の無駄じゃないっすか。請求書みたら5152円とか。5000円稼ぐだけに7時間働かないといけないんすよ。」

はぁー、本当高校生が5000稼ぐのは大変なんだ。

「まぁーそんなのことはどうでもいいし聞かなかった事にしよう。それに私は、この課題の事を言っている。4文以上と書いてあるにも関わらず1文しか書かれていないじゃないか。だから書き直してこいということだ。」

「はい、分かりました。明日ぐらいまでにやってきますよ。」


新学期が始まり高校2年に進級した。俺こと綾東綾斗はゲームと趣味しか興味がないため新学期だろうと何だろうと家に直帰する。打ち上げやら打ち下げなんかには絶対に参加しない。打ち下げという言葉があるか知らないが。それにバイトあるし。

「あれ、綾東くんだよね。」

不意に呼ばれ振り向く。

「やっぱりそうだね。俺、佐藤一馬。一緒のクラスの男子で綾東くんだけクラスで喋れなかったから喋れよかった。」

「お、おう」

誰だこいつ。まじ早く帰りたいんだけど。

「今から新クラスのクラス会でご飯食べ行くんだけど一緒にどうかな?」

「あぁー今日バイトあるし。すまんな。じゃー。」

俺は、そう言い放ち距離をとる。

はぁー、一瞬で見抜いてしまった。偽りの仮面を。演じているものを。彼が持っているイメージと本性の違いを。

佐藤の周りでは女子がきゃーきゃー騒いでいる。顔も悪くないしモテるんだろうな。興味ないし偽りの偽物だから。

スマホを立ち上げ時間をみる。

「はぁーバイト行くかな。」

今日はレジかな?レジがいいな。レジが




趣味です。是非是非よろしくお願いします。人生失敗より余裕で良い出来具合いです。ではではよろしくです。

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