第十一章70 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】30/トラップ&フォロー対決
【師弟チーム】対【呪いチーム】の戦いはまだまだまだまだまだ続いている。
今度の勝負は、【トラップ&フォロー対決】である。
これは何者でもない【無属性】の【素体】を利用した勝負となる。
これは【キャラクター性】を持たせないで、【モブキャラ】に近い存在となる。
これを【架空世界】に放ち、スタートからゴールまで進ませる様に指令を出す。
【相手チーム】はスタートからゴールまでの間に、【作品】の【世界観】から流用した【トラップ】を作成する。
【直接】攻撃してはならないが、【素体】が進み、わかりやすい例を出せば、【地雷】などを踏み、爆死したら【ゲームオーバー】で、【トラップ】を仕掛けた方の【チーム】の方が勝ちとなる。
【味方チーム】は、【素体】が【トラップ】に引っかからない様に、【トラップ】のある方向とは別の方向に進ませるために、例えば【素体】が苦手としていた【犬】を【トラップ】の前に配置して、【素体】が嫌がって【トラップ】がある方向に進まずに、別の方向に進む様に誘導するなどの対処をする。
それを【フォロー】と呼んでいる。
つまり、【挑戦者側】と【トラップ設置側】に分かれ、
【挑戦者側】は、【素体】を用意して、【スタート地点】から【ゴール地点】まで進む様に指示を出す。
それに対して、あらかじめ、【トラップ設置側】は、【素体】が進む方向に【トラップ】、つまり罠を仕掛けておく。
それで、罠にはまって、【素体】が死亡したら【トラップ設置側】が勝ちという事になる。
【挑戦者側】は、【トラップ設置側】が仕掛けた【トラップ】に【素体】が引っかからない様に【間接的】に【素体】を誘導して、【ゴール地点】まで進ませれば、【挑戦者側】が勝ちと言う勝負となる。
もちろん、これは攻守が逆にもなる。
【挑戦者側】が【トラップ設置側】として【トラップ】を作成し、【相手チーム】の【素体】を待ち構える。
【トラップ設置側】が【挑戦者側】として【素体】を用意して、それをスタートからゴールまで安全に進ませる様に間接的に導く様にする。
それを交互に繰り返し、自分のチームの素体がゴールまで進ませる事に成功して、相手チームの素体がゴールまでたどり着かなかったと言う結果になった場合、勝利となる。
基本ルールとして、【素体】には特徴を付けてはならないが、【フォロー】作業によって誘導しやすい様に、
【猫が苦手】、
【ラーメンの匂いが好き】、
などの様に、好みや苦手な物を設定しても良いと言う事になっている。




