第十一章67 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】27/回数制限異能当て勝負
【師弟チーム】対【呪いチーム】の戦いはまだまだ続いている。
今度の勝負は、【回数制限異能当て勝負】対決である。
これは【回数】をあらかじめ制限してその範囲内で戦うと言う勝負である。
例えば、とある【キャラクター】が、
【炎の魔法】を320発、
【炎の大魔法】を32発、
【炎の極大魔法】を3発、
【氷の魔法】を320発、
【氷の大魔法】を32発、
【氷の極大魔法】を3発、
【雷の魔法】を320発、
【雷の大魔法】を32発、
【雷の極大魔法】を3発、
【土の魔法】を320発、
【土の大魔法】を32発、
【土の極大魔法】を3発、
【風の魔法】を320発、
【風の大魔法】を32発、
【風の極大魔法】を3発、
【水の魔法】を3200発、
使えたとする。
これに対して、
【炎系の魔法で100発限定】と言うルールにすれば、例えば、大きな魔力を消費する3発しか撃てない【炎の極大魔法】を入れるより、【炎の魔法】でやれば、少ない魔力でたくさん放てるので有利に使用する事が出来ると言うものである。
これは、とにかく相手に当てれば良いので、大きな魔法を使う必要が無い。
なので、極大魔法よりのただの魔法の方が効率が良いと考えられるのだ。
また、【1つの属性限定】と言うルールにすれば、【水の魔法】を選択すれば、3200発、放つ事が可能となる。
それ以外の【属性】は【魔法】、【大魔法】、【極大魔法】を全て足しても3200発にはならないため、【水の魔法】/【水属性】を選ぶのが有利となる。
この様に、【キャラクター】の【全力】では無く、その【一部】を限定して、その条件下で勝負するというもので、【条件指定】はいくつか考えて、それを紙に書いて、クジで引いて勝負すると言うものである。
つまり、双方のチームが同じ条件でやる訳では無く、
片方が、【100種類限定】、
もう片方が、【1000発限定】、
と言った様に、違うため、運も重要な要素の1つとなっている勝負である。