第十一章62 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】22/指名対決
【師弟チーム】と【呪いチーム】も他の試合に負けないくらいバリエーションの豊富な勝負を展開している。
次に紹介するのは、【指名対決】である。
これはどう言った勝負か?
単純に【対戦相手】を【指名】しあって戦わせると言う勝負である。
双方のチームは【特別な作品】の【世界観】から抽出した【100のキャラクター】を顕現させて、1キャラ1キャラを相手チームに見えない様に【白い箱】に入れて隠す。
次に、じゃんけんをして先に選ぶか後に選ぶかを決める事になる。
基本的に先に選ぼうが後に選ぼうが、相手チームの【キャラクター】がどんなものかわからないので有利も不利も無いのだが、何となく後から選ぶ方は、得した様な気分になる。
それは単に気のせいなのだが、それでも後から選びたいと言う要望もあったので、それならば、先に選んだ方は【バトルのステージ】を設定する権利を得る事が出来ると言う事で話がついた。
つまり、じゃんけんをして、先に選ぶか後に選ぶか選択すると、先に選んだ方は後に選んだ方が選んだ後で、【バトルのステージ】を選択出来ると言うものである。
例えば、
先に選んだ方が相手チームの【カッパのキャラクター】を選び、
後に選んだ方が自分のチームの【猿のキャラクター】を選んだとする。
この場合、相手チームの【キャラクター】が【カッパ】になるので、【川のステージ】だと自分のチームが不利になるので、【川のステージ】を避けることになる。
また、自分のチームは【猿のキャラクター】なので、【森】や【岩場】などの【ステージ】を選択すれば、有利に働く事が出来ると言うものである。
それで1対1で戦い、最大13戦して、7戦先取で勝利というルールで戦うと言うものになった。
引き分けなどもあるので、13戦やっても決着がつかない場合ももちろん、考えられる。
その場合は、7戦ずつ追加して、先に更に4勝した方が勝ちと言う感じで延長戦を奏が得ていた。
その後も7戦ずつ追加されるので、
13戦、
20戦、
27戦、
34戦、
41戦、
48戦、
55戦、
と言う感じで戦いが増えてくる。
サドンデスで1勝でも先にした方が勝ちと言う事も考えられたのだが、今回は7戦ずつ増やして行こうということで落ち着いたのだった。