第十一章61 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】21/無理難題クリア対決3
【無理難題クリア対決】では代表10名ずつが、10種類のキャラクターの1キャラずつと同期して、【無理難題】の【課題】に挑んでどちらが、100種類の内、出来るだけ多く【課題クリア】を果たせるか?
その数の多さで勝負をすると言うことになるのだが、これは1対1のサドンデス形式で戦う事になる。
お互いのチームは【無理難題】に挑む相手チームのメンバーを選べるのである。
つまり、相手チームに使命されたメンバーとそのメンバーが同期した【キャラクター】が100の【難題】に挑まなくてはならない。
基本的に、【相手のキャラクター】がクリア出来ない【無理難題】なので100の課題全てをクリア出来ない可能性は大いにある。
そうなった場合、次の100の【無理難題】を用意して、残った相手チームの9人の中から次のチャレンジャーを使命していくと言う方式となる。
基本的に全く同じ【無理難題】を用意してもかまわないが、その場合、前にお手本として【課題】を用意した【メンバー】以外の者が同様のお手本を作る事が出来ればそれは是となる。
基本的にお手本を用意するチームが出来ない事は【課題】として用意出来ないと言うのは絶対のルールである。
10名全員使命して、全員クリア出来なかった。
もしくは、対決した者同士が全て同数のクリア数だった場合は、更にサドンデスとして、【呪いチーム】でこの対決で外れてもらった残り2名も対決に加わり、【師弟チーム】は誰か2人がまたミッションに挑む事になる。
【師弟チーム】の追加の人選は、公平に1人は【師弟チーム】が選び、もう1人は【呪いチーム】が指名するものとする。
その12戦で決着がつかなかった場合は、これ以上引き延ばしても無駄な戦闘になると判断し、この勝負はドロー、引き分け扱いという事になる。
この戦いのコツとしては、まずは、【特技】があまり無いと思うメンバーを先に選んだ方が良いと思われる。
なぜなら、サドンデス形式だから、1人でも勝てればそれで終わりだからだ。
なので短期決戦を目指して、弱そうなメンバーを指名すると言うことになる。
ただし、長引けば、オールラウンダーっぽいキャラクターが出て来やすくなり、勝負がなかなかつかない事が何となく解ってくる。
ただ、もしもの1回で不可能ミッションをクリアする事が出来れば、大きくアドバンテージを持つことになる。
そう言った意味では【課題】1つ1つが決して無駄には出来ない真剣勝負の塊である。
1回くらい失敗しても良いと言う考えではその1回で相手がクリアしてしまったらそれで負けてしまう。
だから全ての課題が緊張感のあるものとなる。
また、それはメンバー全員に徹底しなくてはならない。
そう言う厳しい勝負となったのであった。




