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第十一章54 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】14/恩人【ネリー】&【ローレッタ】×【フェアリア】1

 【佳乃】と【翠詠】が【シェリア】に会いたいという【憧れ】でこの【覇王杯/オーバーロード・カップ】に参加しているが、対戦相手の【ネリー】と【ローレッタ】の出場動機も負けていないといえる。

 【佳乃】と【翠詠】が【金髪の少女】/【シェリア】との縁がきっかけで参加を決意したのに対して、【ネリー】と【ローレッタ】は【24作の彫刻絵画(彫刻と絵画を合わせた物)】と【13作の色んな要素の詰まったミックスボックス(新アート)】を作り(他にも【ドーム切り絵】と言う【ドーム型の器】の中に切り絵を入れたりする新芸術や【ミラーアート】と言う鏡をいくつも合わせて、初めてその姿が現れる新芸術など様々な【合成芸術】を生み出している)【人形】を化身として顕現させる【7体目の御神体】と【ぬいぐるみ】を化身として顕現させる【6体目の怨魔体】と契約した【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】(【白金髪(プラチナブロンド)ティシェルリア姫/ティシェル姫】の半身)改め、【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルー(TRUE)ヴェリティリア(VERITYLIA)】に大恩があり、その返しても返しきれない恩を返すために参加しているのだった。

 【ネリー】と【ローレッタ】の2人は【フェアリア】が【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルー(TRUE)ヴェリティリア(VERITYLIA)】に改名する前の【銀髪の少女/フェアリア(FAERIA)トゥルーヴェリティ(TRUEVERITY)】の時に作っていた【作品】に何度も命を救われているのだ。

 【ネリー】と【ローレッタ】を敵視していた心ない者達は、その【作品】を

「デビル」

「デーモン」

「イビル」

「サタン」

 などと形容し、侮辱までした。

 だが、【ネリー】と【ローレッタ】にとっては彼女の作った作品こそが、【救世主】で間違い無かった。

 多くの者が、【フェアリア】の事を【アブソルート・デモネス(絶対女悪魔)】と呼んでいるのは、【ネリー】と【ローレッタ】に関わった事からそう呼ばれているのである。

 つまり、【フェアリア】の悪名の元となったのが、【ネリー】と【ローレッタ】なのである。

 数多の【亡霊】や【呪い】がつきまとう、2人は命を狙われる事が多かった。

 彼女達が生きている限り、不幸はつきまとう。

 そう思った心ない人間達が、

「何でお前達の様な奴が生きている」

「死んでくれ、お願いだから」

「こいつらを殺しても罪に問われないよなぁ」

「誰がやる?俺、呪われたくないからお前やってくれよ」

 など好き勝手な事を言い、彼女達に謂われのない暴力を日常的に行っていた。

 だが、そんな彼女達を救ったのが、【フェアリア】が作った【芸術作品】だった。

 【フェアリア】の類い希なる【芸術家】としての能力は、【芳一】をも大きく凌駕する。

 【シェリア】も【フェアリア】の【作品】には惚れ込んでいる。

 【クィア】である【シェリア】は【芳一】の事も愛しているが、【フェアリア】の事も同じくらい愛している。

 多くの者から好かれる世界一美しいとされる【フェアリア】だが、余りにも美しすぎるというのも恐怖を感じさせるものがあるのだ。

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