第十一章47 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第8試合】7/師弟チームの作戦タイム2
【師弟チーム】の【特別な一人芝居】だが、他の作品と異なり、ほとんど形を持たない【流動作品】と言える。
その【13作】は、
(01)【佳乃が考えた】/【多元宇宙】を表現した【一人芝居】、
(02)【佳乃が考えた】/【パラレルワールド】を表現した【一人芝居】、
(03)【佳乃が考えた】/【惑星】を表現した【一人芝居】、
(04)【佳乃が考えた】/【銀河】を表現した【一人芝居】、
(05)【佳乃が考えた】/【世界】を表現した【一人芝居】、
(06)【佳乃が考えた】/【進化】を表現した【一人芝居】、
(07)【佳乃が考えた】/【変身】を表現した【一人芝居】、
(08)【翠詠が考えた】/【ハーレム】を表現した【一人芝居】、
(09)【翠詠が考えた】/【後宮】を表現した【一人芝居】、
(10)【翠詠が考えた】/【神秘】を表現した【一人芝居】、
(11)【翠詠が考えた】/【仏像】を表現した【一人芝居】、
(12)【翠詠が考えた】/【曼荼羅】を表現した【一人芝居】、
(13)【翠詠が考えた】/【夢】を表現した【一人芝居】、
となっている。
一応、考案者が【佳乃】と【翠詠】で分かれているが、別に【佳乃】が考えた【一人芝居】を【翠詠】がやっても良いし、【翠詠】が考えた【一人芝居】を【佳乃】がやっても良いのである。
演者が変われば、【一人芝居】の解釈も180度入れ替わる。
そう言う意味では非常に自由な【作品】となっている。
表現している【題材】さえ利用すれば、後は内容がほとんど別物になってもかまわない。
それが、【特別な一人芝居】である。
これは【作品】だけで成り立つものではない。
【作品】と【演者】がそろって初めて形を為すものであり、やればやるだけ全く別の表現になる。
同じ演技を【演者】が飽きれば、やり方を変えて、命を吹き込み直す。
それが、【一人芝居】である。
だから、こういう【話】だという確定は出来ない。
【6面】全て、同じ題材の表現だったとしてもこの師弟のコンビならば、6つ全てが違った色合いの作品に表現する事も可能なのである。
そう言う意味では、13作品というくくりでは語れない。
場合によっては130作品でもあり、
1300作品にもなり、
13000作品にもなり得るのである。
単なるスケベジジイと色気むんむんの娘のチームでは無いのだ。
油断すると寝首をかかれる。
そう言うしたたかさを持った実力のあるチームなのである。
人は見た目では判断出来ない。
そう言う話である。
【翠詠】は、
「【佳乃ちゃん】、景気づけにチラッとスカートをめくって見せてはくれんかのう」
と言った。
【佳乃】は、
「するか、エロジジイ」
と言った。
・・・見た目では決して実力は解らないのである。




