第十一章39 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】36/結局、仕切り直し2
【新八】率いる【栄光主】達は立ち去った。
後に残された【宇宙人魚チーム】と【アンデッドチーム】は再びバトルについて相談する事になった。
【宇宙人魚チーム】のチームリーダーの1人【朧】は、
『お互い、無駄な時間を過ごした様だな』
と言った。
【アンデッドチーム】のチームリーダーの1人【デス・ヘブン】は、
『その様だ・・・
どうやら仕切り直しが必要な様だ』
と言った。
そこで、【朧】と【デス・ヘブン】が話し合う事にした。
『それでどうするか何だが、そっちが良ければの話になるが、うち(【宇宙人魚チーム】)の方で1つの提案があるんだが?
やるやらないはともかく、聞いてもらえるだろうか?』
『良いだろう。
聞こうじゃないか』
『お互い、【栄光主】との戦いで、戦力となる【特別な作品】を相手に見せてしまった。
また、それぞれ戦闘により傷もついてしまっている。
そこでだ。
お互い、【特別な24作】以外に【準作品】として、【特別な24作】に準ずる【10作品】を作ってその優劣を競うっていうのはどうだ?』
『なるほど・・・それはおもしろいかも知れんな。
こちらの提案も加えて貰えるならその話に乗ってもかまわない。
それならば双方の案として成立すると思うがどうだ?』
『良いだろう。
で?そちらの案とは?』
『10作品の内、5つは、自分のチームの【作品】、
つまり、うちのチームは、5つの【新生命体創造】、そちらのチームは5つの【料理】だったな。
それでもう5つは作るものを交代すると言うのはどうだ?
つまり、うちのチームは5つの【料理】、そちらのチームは5つの【新生命体創造】、
要するに、どちらのチームも5つずつの【新生命体創造】と【料理】を作ると言う事だ。
それで10作の【準作品】を1つずつ勝負させて、先に5勝した方が勝ち。
そうなると最大でも9試合という事になる。
1つは使用しないということになるな。
それにお互い全ての作品をベットして最終決戦と行こうじゃないか。
時間を無駄にしたからな。
決着は急ぎたい』
『良いだろう。
それで行こうじゃないか』
と言う話になったのだった。