第十一章37 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】34/【アンデッドチーム】VS【栄光主】7
【ブレイブジョブ/覚醒者/男】/【栄光高主第千席】/【エウラリオ・エストラダ】は、【ネクロマンサー】/【デス・ヘブン】の考えた【複数の形状を一定の期間でローテーションを組んで変わっていく生命体】/【巡回姿生命体】の作り出す【世界観】を冒険している。
彼は、何でも良いから何かの動作をしまくった。
例えば、
【屈伸運動】、
【ジャンプ】、
【正座】、
【側転】、
【前転】、
【指パッチン】、
【動物への添い寝】、
【木の実を食べる】、
【石を殴ってみる】、
等々何でもである。
何が【覚醒】のきっかけになるか解らない。
とにかく、出来ることを何でもやった。
そこで、ある程度のことをやったところで彼の身体が一瞬、光った。
【エウラリオ】は、
「お・・・やっと1つ目の覚醒が出来たか?
何がきっかけかはわからんが、それはどうでも良い。
とにかく、何が出来る様になったか試してみるか。
んじゃまぁとりあえず腕を振り上げて降ろす・・・
駄目か・・・
次はジャンプする・・・
これも駄目か・・・」
と言って、行動を言葉にした後、それを実行する。
もし、合っていれば、【能力】が発動し、内容を確認する事が出来るかも知れないのだ。
そうやって自分の力を増やしていく。
それが彼の冒険スタイルとなる。
彼はそれで【両手でパチンと音を立てて拍手を33回やると透視能力が30秒得られる】と言う【異能】を確認し、
「なるほどね。
なら、次を試すか・・・」
とつぶやき進んでいった。
これを繰り返し、【ラスボス】に挑める力が【覚醒】した所で挑戦する長期戦スタイルで勝負するようだ。
以上が、【エウラリオ】の挑んでいる挑戦光景の紹介となる。
結果についてはご想像にお任せするとしよう。