第十一章32 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】29/【アンデッドチーム】VS【栄光主】2
【ブレイブジョブ/探検家/女】/【栄光傑主第千席】/【シビル・オトニエル】は、【ゾンビ】/【狂呼】が考えた【液体生命体】を中心とした【世界観】に入った。
【液体生命体】を中心とした【世界】なので、水場が多い世界観となる。
【シビル】は、
「さ・て・と・・・
じゃあ、この世界を調べて行きますか。
私の【ブレイブジョブ/探検家】では、【探査能力】が特化されている。
だから、何処に隠れていようとも最短距離で見つけ出せる。
まずは、【ボス】の名前を確認させてもらおうかしらね。
通常の場合、【ボス】は誰か隠されているだろうけど、私には、【ターゲット・ロックオン】って【能力】があるのよね。
こうやって言葉にして【目的】を言えば、【ヒント】が得られるって訳。
とりあえずは名前ね。
じゃあ、早速、【ターゲット・ロックオン】/【この世界でのボスキャラ】の名前と特徴を教えて」
と言った。
すると、突然、雷が発生し、
ズガガガガガガと地面を削った。
削った所には文字で、彼女の母国語で、
【ボスの名前は【ジェリージェル】と言う】
と刻まれた。
それを見た【シビル】は、
「ちっ・・・【ボスの名前】だけか。
まぁ、良いわ。
もうちょっと進んでから質問し直すか・・・」
とつぶやいた。
【ターゲット・ロックオン】と言う【異能】はその【世界観】に無理のない範囲で【シビル】に対して【ヒント】をくれる。
この場合、冒頭シーンに辺り、最初から【ボスキャラ】の特徴を知るのは不自然だと判断されたため、【ボスキャラ】の【名前】が【雷】によって地面に刻まれると言う【シチュエーション】が肯定され、彼女は【ボスキャラ】の名前を知った。
通常の【物語】であれば、【ボスキャラ】の名前が記されたところでそれが何なのかは理解しない。
何の【名前】だ?と首を傾げる所だ。
だが、彼女は自分の【ターゲット・ロックオン】と言う【異能】を理解している。
そのため、【質問】した事に対して、その答えとして【雷】により、【名前】が記されたと言うことを知っているのである。
これが解るからこそ、無理のない範囲で最短距離で、目的地にたどり着ける。
それが、【ブレイブジョブ/探検家】の【能力】の1つである。
当然だが、彼女の【能力】は【ターゲット・ロックオン】1つではない。
【探検家】がイメージ出来る【異能】を複数持っているのである。
それで、この【世界】を冒険する事になる。