第十一章31 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】28/【アンデッドチーム】VS【栄光主】1
戦っているのは【宇宙人魚チーム】だけではない。
【アンデッドチーム】もまた、【栄光主】達と戦っている。
初戦に出て来たのは、【僵尸/殭屍】の少女で【ゾンビ】/【狂呼】と友達になってくっついてきた/【ニャンニャン】だ。
【ニャンニャン】が展開させるのは、【狂呼】が考えた【身体を構成しているものが固体では無く液体で出来た生命体】/【液体生命体】である。
【液体生命体】とはどの様な物を言うのか?
それは単純に液体で出来た生命体である。
基本的な考え方は【水】と【油】などの様に性質が合わずしっくりと調和して混ざらないものを基本原理としている。
つまり、【水】と【油】を混ぜても【水】と【油】の部分は別々になっている事と、界面活性剤を用いることによって細かい油滴(微粒子)を水中に安定に混ぜる(分散させる)ことが可能になると言う事を利用して、液体を混ざらなくしたりくっつけたりして、【生命体】として維持していると言うことである。
分かり易く言えば、混ざる物と混ざらない物を使い分けて生命活動を作り出した生命体と言うことになる。
これもまた【物語性】を持った【作品】と言う事になり、そこから【世界観】が作り出せると言うことになる。
この【液体生命体】の場合もそれに関わる存在などから【物語】が生まれ、それを【選ばれし者】に選ばれた者が【物語】を【現実化】させる力を得た事で、それを現実の物として展開させる事が出来るのである。
つまり、【選ばれし者】は共通して、自身が作った【作品】に【物語性】を持たせる事が必須なのである。
【芳一】の【小説】や【能活】の【アニメーション】、【神宮姉妹】の【漫画】など、【物語】を直接表現した【作品】もあれば、【時計】や【新生命体】などの様に、作り出した【作品】に【物語性】を持たせて、そこから【世界観】を作り出す間接表現した【作品】もあると言うことである。
【ニャンニャン】が使用する【液体生命体】はもちろん、【アンデッドチーム】が使う【新生命体】は総じて間接表現した【作品】と言う事になる。
と言うように解説をしていくと【宇宙人魚チーム】対【栄光主】の様に時間切れで【バトル】の展開が描けなくなってしまうので、ほどほどの説明でバトルシーンを少し紹介して行こうと思う。
【ニャンニャン】の展開させる【液体生命体】に対抗する【栄光主】は、【ブレイブジョブ/探検家/女】/【栄光傑主第千席】/【シビル・オトニエル】が戦う事になった。
【ブレイブジョブ/探検家】とは、何かについては、【バトルシーン】で解説する事になる。
【僵尸/殭屍】の少女で【ゾンビ】/【狂呼】と友達になってくっついてきた/【ニャンニャン】対【ブレイブジョブ/探検家/女】/【栄光傑主第千席】/【シビル・オトニエル】の戦いは、【ニャンニャン】が展開させた【世界観】で指定した【ボスキャラ】を【シビル】が倒せるか否か?で白黒が付けられる事になる。
それでは早速、その展開シーンを覗いて見ようではないか。