第十一章27 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】24/【宇宙人魚チーム】VS【栄光主】4
【宇宙人魚チーム】の【四大精霊】/【水のウンディーネ、風のシルフ、火のサラマンダー、土のノーム】を使役する力を持ったシャーマンオーク(豚の様な鼻を持つ好戦的な亜人のシャーマン)3兄弟の長男【アインス/1】対、【栄光主】の【ブレイブジョブ/遊び人/女】/【栄光超主第千席】/【イレネ・ヌンメラ】の戦いが始まった。
【アインス】は、【トーラス】の【料理】が持つ1部の【世界観】を展開させる。
世界の食物連鎖は循環しているため、最強という概念はそこには存在しない。
トランプを例に例えれば、
【A】より【2】が上、
【2】より【3】が上、
【3】より【4】が上、
【4】より【5】が上、
【5】より【6】が上、
【6】より【7】が上、
【7】より【8】が上、
【8】より【9】が上、
【9】より【10】が上、
【10】より【J】が上、
【J】より【Q】が上、
【Q】より【K】が上、
【K】より【A】が上、
と言う様に強さが循環している。
なので、例えば、【6】より【7】が上という部分を切り取れば、
【6】が中ボスとなり、【7】がラスボスとなる考え方を持っている。
そのため、その循環の一部を切り取って、展開し、きっちりと【キャラクター】の上下関係を決めて、どれは、雑魚キャラ、どれはボスキャラ、どれがラスボスという様に設定したのである。
その上で作られた【一部分の世界観】は、
【ラスボス】の設定にしたのが【ミノタウロス】の様な【牛】の頭を持つ【キャラクター】/【カリカチュアモー】だ。
【カリカチュアモー】は【カリカチュア】と言う言葉と【モー】と言う牛の鳴き声を合わせたと言うネーミングの【モンスター】である。
【カリカチュア】とは、人物または擬人化された動植物を題材にして、滑稽/ユーモア/諷刺などの効果をねらった絵の事を指す。
外観の特徴を誇張、もしくは歪曲して描くものであり、【カリカチュアモー】の場合は【顔】を巨大化させている。