第十一章25 【覇王杯/オーバーロード・カップ1回戦/第7試合】22/【宇宙人魚チーム】VS【栄光主】2
【宇宙人魚チーム】の1名、【四大精霊】/【水のウンディーネ、風のシルフ、火のサラマンダー、土のノーム】を使役する力を持ったシャーマンオーク(豚の様な鼻を持つ好戦的な亜人のシャーマン)3兄弟の長男【アインス/1】が第1戦目に登場し、【人魚】の【ラーエル】が考えた【トーラス】を展開させている。
これは【強者の世代交代】を表現した【料理】となっている。
弱い状態の者は成長し強い状態の者を倒す。
だが、その強い状態も年と共にまた弱体化し、若い者に倒される。
そうやって弱い状態から強くなり、また新たな強さにやられる。
その循環を表現したのが【トーラス】の表現する【料理】となる。
また、それとは別に【アインス】は、四大精霊の力を有している。
この力自体も戦闘面では役に立つ。
【アインス】と対するのは、【ブレイブジョブ/遊び人/女】/【栄光超主第千席】/【イレネ・ヌンメラ】が出た。
【遊び人】なのに【勇者】や【英雄】などに相当する【栄光主】と言うのは違和感がある者もいるかも知れない。
だが、この【ブレイブジョブ/遊び人】とはあくまでも正義行動をする上での【職業】である。
自堕落にギャンブルなどをして過ごす者やだらしない交際をする者としてのイメージでは無い。
【遊び人】としての【能力】で言えば、例えば、【攻防】などを【ギャンブル化】させて、体力などを【金】に換算して考える。
【遊び人】の【体力】が仮に【1000】、【防御力】が【500】、【攻撃力】が【300】などの様な数値で現されるとし、敵対者が、【体力】が、【1200】、【防御力】が【700】、【攻撃力】が【500】とすると、数値的には全て負けており、このままでは勝てない。
それを【1ポイント】辺り、【1ドル】と計算し、所持金が【2000ドル】持っていたとする。
その内、【300ドル】を【体力】に、回し、【1000】から【1300】に、
【防御力】にも【300ドル】回し、【500】から【800】に、
【攻撃力】にも【300ドル】回し、【300】から【600】となり、全てのポイントで敵対者よりも【ポイント】で上回り、有利に働く。
ただし、敵の攻撃などがクリティカルヒットして、【体力】を【500ポイント】奪ったら、【1300】から【800ポイント】に下がりまた不利になるため、更に【500ポイント】足して、【1300ポイント】に戻したりする。
そうやると、【2000ドル】から【300ドル】3回と【500ドル】1回の合わせて【1400ドル】減っているから残りの所持金は【600ドル】しか残らなくなる。
ただし、攻撃を当てるなどすると【ポイント】などが加算されて、【所持金】がアップするなどの【ギャンブル性】を持たせる事が出来るのである。
これは分かり易い様にもの凄く単純な形で表現したが、この様に、【所持金】などを上手く、【勝負】の【賭け】に利用しているのが【遊び人】と言う【職業】の【能力】となる。
他にも【遊び】と言う【概念】を利用した【栄光主】としての【能力】の強化に当てているのが【ブレイブジョブ/遊び人】と言う【職業】となる。
この様に、【ブレイブジョブ】の名前の【イメージ】を【栄光主】としての【能力】に活かしているのである。




