同人誌の分からせてって本当に役に立つんだなぁ
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面林最照が呑気に学園生活を送れている理由は一つしかない。
「_____________時崎時子の存在だ。」
何故、面林は虐められない。何故、面林には嫌がらせが起きない。そう疑問に感じた事はないだろうか。
(現実的な話、あれだけ女の子達を侍らせていたら嫉妬心を買わない訳がないのだ。それも全員が四大美少女と呼ばれる一級の美貌を持つ少女達。)
嫉妬心どころか憎悪を一気に向けられる事だろう。だが面林最照の様子を見て分かる通り、彼への被害は一切なかった。それは一重に時崎時子が裏で動いていたからに他ならない。
(面林最照へ敵意を向けた奴らはもれなく時崎時子にボコボコにされている。)
無論、彼女が行動に移る時、フードなどを被り、変装をしてるため、被害にあった者達は彼女が当事者であることを知らないだろう。
(可愛い顔をしてやってることは闇討ち紛いの喧嘩師だ。襲った奴らはもれなく病院送りにしているのも質が悪い。)
それに次の日には何事もなかったかのようにケロっとした顔で可愛らしい面林最照の幼馴染へと戻る二面性がある。
「だけど僕は他の雑魚とは違ってそう甘くはない。徹底的に君をしつける事にするって決めているからね。」
今時暴力系ヒロインなんて流行らない。世間の男共は癒してくれる女性か、従順とした性奴隷が欲しいだけでストレスの種になるヒロインなど望んではいないのだ。
「刻限か___________起きろ、時崎。」
バケツに入れた水を意識を失っている時崎へとぶちまける。
「うっ.......どこ、ここ?」
無論、手足は拘束させて貰ってる。
「まぁ、見れば分かると思うけどそういった行為を致す場所かな。」
回転するベッド。様々な照明の切り替え。拘束具。他もろもろと大人が楽しめる道具がある。
「ら、ら、ラブホテル!!?」
時崎が驚くようにここはピンクな場所だ。
「まぁ、そう言う事になるね。」
あの公園の近くには意外と沢山のホテルが建っていた。景色もいいし、そう言った雰囲気になりやすい立地なのだろう。
「く、動けな、手錠ッ!?ちょ、これ、ッ、変態!スケベ!だ、誰かっ、助けて!犯されるッ!助けてぇ!!!」
「泣き叫ぼうが、ここはラブホテルなんだ。そう言ったプレイをしていると思われるだけだよ、時崎さん。」
自分のカッターシャツのボタンを外し、上半身を彼女から見えるようにする。フェロモン全開で行かせて貰う。
「ちょ、なにして...........や、やっぱ通信空手じゃないじゃん、ていうか、ち、近いぃい//」
(身体の締まり具合、格闘家の筋肉だ。それに銀城くん、近くで見ても凄い美形........じゃなくてぇ!!私は何をまじまじと見てるんだ!このままじゃ最照に捧げる初めてが奪われちゃうんだぞ!)
心の中で葛藤する時崎時子。だが、そんな事お構い無しに時崎の耳元へと顔を近付け、囁く。
「_________ヤっていいのはヤられる覚悟がある奴だけだ。」
時崎時子はうぅっと悔しそうな表情を見せると、キッと銀城を睨み付けた。
「私の殺ると銀城くんのヤるは意味が違うんだよぉ!!」
時崎の太股の間に自分の足を入れる。
「まっ、待って!ほ、本当にするの?私、覚悟が、じゃなくて、初めては最照とって決めてて、ねぇ、謝るから、お願い、他の事なら何でもするから、ゆ、許してよ、ねぇ、そ、そうだ!銀城くんが生徒会長になれるように星々さんを脅して上げる!そ、それとも仔猫ちゃん!鬱陶しいでしょ!い、一度、私が絞めて上げよっか?え、えへへ、あ、そうだ!私がデレナちゃんと銀城くんのキューピットになって上げる!いいアイデアじゃないかな!うん、きっとそう!」
一度、時崎の耳元から顔を離し、数秒間、時崎を見つめる。ただ、彼女の瞳の奥を覗き込むように。
「_________________________」
そしてにこりと満面の笑みを向けた。それを肯定と受け取ったのか、時崎はぎこちない笑みで返して来た。
「_____________調教の時間だ。」
そこで現実を突き付けると、時崎の顔が絶望へと変わっていく。




