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DEAD BY DAYLIGHT

『ユージ』『イエニイルンデショ』『デテキテヨ』


今現在、ベッドの下にて息を潜める。

午前零時、釘宮デレナは銀城友人の家内を徘徊していた。


(見つかったら殺される見つかったら殺される見つかったら殺される)


気配を消せ。息をするな。見つかれば殺される。


『ネェ、ナンデカクレテルノカナ?カナァ?モシカシテカクレンボ?カクレンボナノ?』


ツインテールをほどいている為に顔は髪で隠れ、某テレビから這い出てくる様な霊的存在のような動きで家中を徘徊していた。


『ホシボシトスゴイナカガイインダネ?』『ワタシヨリモアイツトイルホウガタノシンデショ』『イツモキッサテンデフタリキリ』『タノシンデルンダァ!!』『ワタシトハイカナイクセニ』『コタエテヨ』『ネェ!!!』


呪怨のように憎悪を撒き散らしながら、散策を続ける釘宮デレナ。何かに取り憑かれているとしか考えられない。


『アノナマイキナメスネコトモサイキンライムバッカシテルモンネェ?』『ナンデワタシニハライムカエシテクレナイノ?』『オカシイヨネェ!!オカシイヨネェ!!!!』


声が家中に響き渡る。


(ツンデレ属性何処にいった..........)


幼馴染の変化に戸惑いが隠せないでいる。


(デレナ.........一体どうしてしまったんだ。)


これではまるでホラーゲームの化物ではないか。


『ユウジ』『ユージ』『ユーウージ』『ユジ』『ユ・ウジ』


自分の名前を呼んでいるが、声がどんどん遠ざかっていく。


ガチャ


どうやらようやく諦めて家から退去してくれたようだ。


「..........ようやく帰ってくれた。南無阿弥陀仏。」


隙間から外の様子を覗き込む。



『ミツケタァ』



ニチャっと満面の笑みを見せる幼馴染の顔面が目の前に存在した。


「ひゃああうああああくせふじこfセイエイ!!!?」ガンッ


驚いた衝撃で頭を強くぶつける。


「え、あれ、ゆうじ!?」


そして気を失う寸前に見た光景は物凄く心配した様子の幼馴染の姿であった。

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