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読書(再読)/ラヴクラフト『時間からの影』
精神異常をきたした教授が古代都市図書館にいる夢を見て、正気に戻ると、心理学レポートに夢の内容を発表する。ところが意外にも、鉱山技師サイドからその遺跡が、豪州に実在するという話しを聞いた。遺跡は人類以前(1億5千万年前)に築かれたもので、教授が自我をなくしていた時期に魂魄が転移していたことが判明した。そして図書館の永久保存用金属箱に入ったメモは、自身が綴ったアルファベットだった。中編。
所見:
物語に登場する都市遺跡は、『未知なるカダスを夢に求めて』の冒頭にでてくる焔の洞窟の光景を彷彿させられる。
ノート2020925




